#6増 小選挙区制は結束して票を獲得する方が勝ち易くなる為に大政党を伸ばす意図がある。逆に1選挙区で多数が当選すれば一人区制では落選するような人が当選するので小党に有利 - tontonjyoのブログ【つづき】
盲目的な定数削減が正義では有りません。
小選挙区制は1選挙区で一人が当選する制度です。結果的に死票(蔑ろにされる民意)が増える代わりに結束して票を獲得する方が勝ち易くなる為、大政党を伸ばす意図がある。
比例代表制は便宜上11ブロックの大選挙区制度で、1選挙区で多数が当選すれば一人区制では落選するような人が当選するので小党に有利になる。
制度的問題が全く無いとは言わないし、個人的には一度小選挙区比例代表併用制を試して見るのも良いとは思うが、しかし二大政党制を前提にして、起こり得る大量の死票に配慮したのが小選挙区比例代表並立制ですよね。
また特定枠で拘束名簿にするなら海江田万里や吉田忠智のような代表不在と言う未曾有の結果は阻めます。
6増採用のあらましは、埼玉選挙区が2増、比例選が4増。参院の総定数は242議席で、選挙区が146・比例が96。それが248議席に増えて、選挙区148、比例100。3年ごとに半数が改選されるので、今回は半分の124議席を争う事になるが、私は今の乱立野党では、本来あるべき民主的責任行政を内閣に強いることは無理だと思ってる。だからこそ政情が安定し、定期的な政権交代が可能になる二大政党制が必要だと思っており、それを前提に覇権争いが激化する現状の乱立野党を鑑みて、更に一票の格差の是正を考えるなら、6増は、より歪の少ない方策だと思います。
定数削減として憲法を改正し、都道府県区制にするならまだしも、今の合区でさえアップアップなのに更に地方選挙区を減らすなど正気の沙汰では無い。
ポピュリズムに従い仮に10議席減らすとしましょう。その際に選挙区は146議席のままで、比例を10議席減らすとしたとします。しかし、それは乱立野党が不利になったと言う事。その際はアホみたいに喜んで無いで反発しなければダメなんです。だから、よく考えましょうと言ってる。
二大政党制を諦めて中選挙区・大選挙区にすると言う方向性も有るが、維新の会のように政権交代を諦めた負けた考えはしたくありません。
二大政党制は政情を安定させ、定期的な政権交代を可能にする。特に反自民党系は考えないとダメです。何も考えて無いんだろうな。