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年単位になれば、これが毎年続く訳だからね。そして、NATOの支援疲れが蓄積する。
旧態依然の兵器が尽きれば、最新兵器を買って支援せざるを得なくなるのだから、その時にゼレンスキー政権が"停戦協議"と言う自助努力していなければ世論はネガティブに推移するだろうしね。
現時点でロシアに勝利があるなら、ウクライナ国内にロシアの支配地域を確立し、その実効支配を延々と続ける事で、それが数年単位で続けば、次の政権、また次の政権に受け継がれ結果として『老い木は曲がらぬ』にする事でしょう。
既に圧倒はしてないのだから、そもそもウクライナの中立化・非武装化は無理だし、念頭にはしてないでしょうね。
ルハンシク・ドネツィク・ザポリージャまではアゾフ海を背に後退しつつ、如何にして防衛力を厚くし、延々とした膠着状態を作るか。クリミア運河を有するヘルソンはドニエプル川の利を活かし、東岸に長距離兵器、西岸に橋頭堡を築き如何にして侵食するか。そして、それが一定程度固まれば『国境画定宣言』をする流れ。
現時点では、インフラ攻撃でウクライナ国民の不安を煽る戦略に出てるようだが、その結果として考えれば、ロシア支配地域を如何にして確立するかに主眼を置いて居り、実効支配が固定化すれば、例えはエストニア・ロシア国境画定交渉のように成る。
散発的な戦闘が有っても、総体的には事態が安定したと言える時点で、ロシアは恣意的な国境線を引き『併合完了』を宣言するのだろうから、ウクライナ側は安定させない為に動かない壁に向かって攻撃し続けなければ成らないし、ロシア軍は「攻撃は無駄だ!」と知らしめ続けなければ成らないんだろう。
ウクライナに取っての問題は激戦状態を何時まで続けられるか。
NATOは支援を2年は続けると言ってるが、その時にアメリカ大統領選挙が待ってる。ジョー・バイデンか、勇退して新人になれば、あの規模の支援を続けるだろうが、ドナルド・トランプや、ロン・デサンティスに成るなら解らない。ロシアにとっては出来得る限り時間を引き伸ばす事が求められる。
ロシア支配地域を割譲する条件として『EU加盟』や『NATO参加』を飲ませるのような目的が無いなら、停戦交渉なんてしなければ良いんです。何れ膠着状態に成り、更に戦闘は消極化して、総体的には安定した状態に移行すればロシアの実効支配は確立される。それが長く続けば『古い木は曲がらない』になる訳ですからね。
時間の問題で結果は同じですからね。
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