私は基本的に選択的夫婦別姓には賛成だが、しかし、【伝統的な家族制度を諦められない人】も抹殺せずに共存できる策は無いかと考えてます。そこで一つ提案です。
所謂『民法750条』と、『戸籍法25条以下』は弄らずに『通称使用拡大』だけを行ない。それとは別に、所謂『事実婚』に対して、婚姻関係よりも少ないとされる保証を準ずる物にし「人生のパートナー」として『国が認証する制度』を作れば良いと思うのです。
2021年1月からです。「事実婚夫婦」にも不妊治療助成金が支給される事になりました。
「事実婚」に対しては「法律婚からの解放」と肯定する人も居れば「家族秩序を揺るがす」と否定する人も居るのですが、事実認識として言えば『公的にも認知されて行ってる」と言う事です。
ならばいっその事、現状の【法律婚・形式婚体制】とは別に、『事実婚(単なるパートナーシップで、婚姻ではありませんよ)』として【婚姻と同等の保証が得られる法律】を作り、その繋がりを【既成事実として国が認証する制度】を始めるのはどうでしょうか?
現在の『民法750条』を中心にした【婚姻制度・家族制度】は維持しつつも、現在進行系で認知されて居る【事実婚に法的認証を与える】。この場合、戸籍上は其々の出自に依存する物の、現状の事実婚に認められる「貞操義務」「同居義務」等と共に、例えば事実婚では発生しない【相続関係】や、子供との【戸籍関係】などに現実的な答えを出して、各市町村の中では確立してる所もある『パートナー証明』を公的に行う制度を作れば、現状の『法律婚・家族制度』を維持しながらも、一方では『パートナー認証制度(仮称)』と言う選択肢が設けられます。
何れにしろ、これは飽くまでも【現状の追認】でしか無く、新たな価値観を追加する物では有りません。
言うなれば【三項を加憲する憲法改正】のような物です。