は・な・し・の・種

話の種のつきるまで・・・

90才の選択

2021-10-25 | 暮らし



居ますか・・・? と 電話が鳴って 電動自転車であらわれた
年に2・3度会う位 秋には岡山からのフルーツを・・・

会うなり 
「私 今度引っ越します」 って びっくりした
夫の先輩で 偶然同じ町に住んでいることが解り 思えば長いおつきあい 
夫とは晩年 碁敵⋆として 寸暇を惜しんで
早逝だった夫人とは 趣味の洋裁をご一緒した
その夫人も 「もう20年ですから・・・」 と仰る様に 時が過ぎた
その 20年余り 
本当にきっちりと 一人暮らしを続けられた
まるで 言い置かれたように 畑も 男の料理教室も続けて
身じまいもいつもきちんとして
囲碁クラブにも 折々にツアー旅行もたのしんで・・・
ちょっとした手術も 2・3度あったけれど 
却って疲れるから と 子供の助けは頼まない 
精神力か 体力か 続けてこられたのは幸せだった
こもごものお話で 
すでに 独立している息子は いずれ建て替えをして同居をとの考えだった様子
2世帯住宅とは言え まっぴらご免と 拒否されて居た気配
かくして めでたく? サ高住⋆と言われるマンションに引っ越しが完了
通りがかったお宅は すっかり更地になって居て
息子の家族の為の家が建つはず
取り巻く生垣 玄関廻りの植栽が残されて居て
これは 彼の執心!? だったのでは 等と・・・ 余計なお世話


何年も居ついている つわぶき⋆ や 野紺菊⋆ 
そんないろいろとの別れも そう遠くはないだろうに・・・ 
と思いながら ぼんやり眺めて居る私


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