2020年のオリンピック・パラリンピックが東京に決まりました。友人の中谷都議らが来鳥され、支援を訴えられたことから鳥取県議会で招致を支援する決議をするよう提案し、本会議で賛同を得た私としては素直に喜びたいところですが、2つだけ留意しておきたい点を言わせてください。
1点目は福島原発の汚染水問題です。プレゼンテーションや記者会見でIOC委員やメディアから質問が相次いだのはこの点でした。安倍総理は被害が限定的であることと、政府が責任を持って対応することを約束し、この難問を乗りきりました。しかし、乗り切ったのは招致のプレゼンテーションだけであって、本当の対応はこれから始まります。これは国際公約になったのですから有言実行していただきたいと思います。
2点目は平和の祭典にして欲しいということです。アメリカはシリアへの武力攻撃を準備していますし、国内でも憲法9条を改正しようという動きが活発化しています。戦時中、東京で計画されていた五輪は中止になりましたし、モスクワ五輪ではアフガン侵攻への反対から我が国は選手団の派遣を取りやめました。ただ日本が戦争をしないというだけでなく、2020年には地球上のすべての地域で武力紛争がないように、日本政府には積極的に平和外交を進めていただきたいと思います。
この2点をクリアし、東京オリンピック・パラリンピックが大成功するように祈りたいと思いますし、大会前の調整などで世界のアスリートを鳥取に承知することができないかなど、鳥取にどうやったらプラスが生まれるか、これから真剣に考えて行きたいと思います。
「鳥取大地震70年防災フェスタ2103」が開催されましたので、参加させていただきました。鳥取第一幼稚園年長組80人の鼓笛隊演奏で開幕です。
平井知事は「今日は楽しみながら防災について考えて下さい。備えることから防災は始まります」などを挨拶されました。
自主防災組織8団体の知事表彰へと会は続きました。
会場では地震体験コーナーや救助活動と炊き出しの実演なども披露され、楽しみながら防災について考えるイベントになっていました。
県民の皆様の命を守ることから県政は始まると私は思っています。その意味で、有意義なイベントであったと思います。