すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

男女共同参画推進会議とっとりで平井知事が講演

2012年11月12日 | 日記

  「男女共同参画推進会議とっとり」に平井知事をお招きして講演を聞きました。

 

 北京JACでの講演を聴いたメンバーが、会議のみんなにも聞かせたいと提案されましたので、私が平井知事にお願いしたところ、快諾いただきました。平井知事は県民の皆さんの声を聞く機会を大切にされますし、そこで聞いた意見をできるだけ現実の政策にいかされようと努力されます。私はその意味ではとてもいい知事だと評価しています。

  意見交換会は推進会議とっとりの岸本副会長=写真左=の司会で進められました。

 まず初めに田中会長が「男女共同参画の全国集会に行きますと『鳥取の男女参画は進んでいるね』とうらやましがられます。それでも、課題はいくつかあると思っています。今、今、県の行政で生きていかなくていいですから、平井知事さんに参考にしていただければ、とてもうれしいです。そして、私たちも平井知事さんの話を聞いて、今日の企画が新たな気づきとか、考える機会になればといいなって思っています」と挨拶されました。

 

平井知事はユーモアたっぷりに分かりやすく講演いただきました。以下はその概略です。

  声をかけていただき、ありがとうございます。5年前、ここで話をしたのが私の県政のスタートでした。皆様のご意見を頂きながら、県政を進めていきたいと常々思っています。皆様には様々な提言をいただき、活動されていますことにまず、感謝させていただきます。

正直申して、県のすることと、皆さんのやっていくことと、コラボレーションでいくことだと思っています。以前、議会の食料費を配当請求しようと100万円と入れたら、1億円の請求が100億円の請求したことがあった。京都の生協でも女性の発注係が、20個を間違って4000個のプリンを発注してしまった。京都大で1500個売るとかなった。困っていた係を見た男の子が、生協にプリンで溢れ替わっている。それで、ブログに写真を付けて出すと、伝搬していった。写真の力があって、拡散希望で、どんどん広がった。これはおもしろがってくれた。行政で仕掛けはつくれる。行政的な仕掛けは鳥取は進んでいる。県庁で女性の幹部職を登用するんです。率先垂範だとやっていくけど、なかなか広がっていかない。男女推進で、得するんだぞと自然な形で、みんなが進んで一区ことが大事。みなさんに広げていって欲しいと思うんです。

 マランちゃん、15歳ですが。BBCのテレビに出ていいった。TTPというパキスタンタリバン運動というのがある。教育を女性に受けさせるのではないと暴力をもって地域を支配させる動きがある。TTPが入ってきた。クラスで23人が学んでいたのに11人しか来なくなった。それで、TTPから銃弾を受け、イギリスに運ばれ治療をされている。スポーツの世界でも女性の活躍が目立つ。県内でも、川中選手はロンドン五輪で銅メダルに輝き、県民栄誉賞を贈呈した。宇佐見選手は空手世界選手権で金メダルを目指している。大部さんはなでしこジャパンの初代主将です。

 碧川かたさんは、三木露風を生むが離婚。参政権運動に取り組む。田中たつさんは産婆さんでしたが、県内初の女性代議士。39人の女性議員の1人となった。最初の衆院選は2人連記だった。そのときは、男性と女性の2人の名前を書くという人が多かった。次の選挙で1人しか票入れなくなった。田中花子さんは初の県議で初代の連合婦人会長。近藤壽子さんは初の女性開業医、中田正子さんは日大、明大の法科から日本初の女性弁護士が3人誕生するのが、そのうちの1人。東京で活躍していたが、若桜町に疎開され、農家の女性たちの大変さを知り、運動される。全国初の女性弁護士会長になる。夫は国会議員になった。山根悦子さんは元県庁職員だったが女性初の外交官。31歳のとき、飛行機事故で亡くなった。これほど先駆者は多い。

 東北大学の研究グループが男女平等指数を測定したら全国1になった。幹部職員登用が2位、独立委員が1位、就業率、女性議員の比率も高い方。平成12年に男女共同参画推進条例を議員提案で作った。役所がつくるのは組織まで。市民、企業でやらないと進まないし、世の中は変わらない。防災会議の委員に任命できるのは職が決まっていて、それでも県指名は全員を女性にした。男女参画の大臣が、防災会議の委員は法律で決まっているんだと文句を言ったら、少し変わった。それに乗じて、また頑張っている。

 就業率は全国と同様にM字カーブが問題。子育て世代が働けるようにするものも子育て王国の政策です。産科医は中部は二カ所しかない。赴任治療費助成は全国1位。いくめんプロジェクトを米子でしますが、運動を支援している。逗子でストーカー殺人もあったが、DV対策は県警も巻き込んで鳥取ではやっている。三世代住宅への取得税控除など全国で唯一している。鳥取力創造運動でもサポートしている。企業も指定が463社まで行った。とっとりグリーンウェーブでも女性に活動して欲しいと思っています。おんな山師集団は女性が林業に参加する集団で、来年は都市緑化フェアー。ポールスミザさんにナショナルガーデンも習っている。「Can Women save Japan?」と国際通貨基金のラガルド理事が言われた。日本を救うのは女性ということだが、本当はJapan and Asiaだったんです。

 県もしっかりやりますので、皆さんも頑張ってください。今日はありがとうございました。

 平井知事の講演の後は、会場との意見交換もあり、とても良い会になったと思っています。

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