すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

鳥取市が配布した新庁舎推進のチラシに怒っています!!!

2011年05月14日 | 日記
とりぎん文化会館で、鳥取市役所の新築移転を考える市民集会が開かれました。
その席で問題になったのが、前日に鳥取市が新聞折り込みで配布した8ページからなる新庁舎建設を進めるフルカラーのパンフレットでした。
内容は新庁舎建設がいかに必要で、経済的であるか、一方的な説明したもので、極めて恣意的なものです。

政策に議論が分かれるときは、両論を併記して市民に知らせるのが、市の責務だと思います。新庁舎移転は、調査費と新築移転を求める陳情は議会で認められましたが、新築移転すると市議会で議決したわけではありません。にもかかわらず、新築移転が正しいかのように喧伝することはいかがなものでしょうか。

東日本大震災で多くの人が苦しみ、多額の復興資金が必要な今、新庁舎を建てる時期なのでしょうか。多くの集会で参集された市民のみなさんが着工したら鳥取市民であることが悲しくなると言われた思いをどう受け止めているのでしょうか。

配布したチラシは、市民の負担は33億円と言っていますが、残る67億円は国庫負担で、私たちの税金に違いはありません。こういう発想が、国と地方を借金まみれにした反省はないのでしょうか。

災害対策本部にふさわしい建物と言われても、鳥取駅周辺は千代川に近くて津波の心配があり、地盤も脆弱です。加えて、バスセンターのような大きな空間を持った建物が耐震性が弱いことは、阪神大震災で明らかになったところです。これは矛盾を通り越して、ジョークかとさえ思えます。

また、配布したチラシには都市計画という視点が全くありません。いくら、いい庁舎を新築しても、街づくりのプランの中で考えねば、全く役に立たない建物となります。

これまで2回、全面広告が打たれました。市民集会での報告では1回200万円だと聞いています。今回の費用は150万円だそうです。計450万円。有権者1人にすると約28円になります。次回の市税の納税では、納付額から28円を差し引いて支払おうかと、真剣に考えています。

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5 コメント

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Unknown (ろびゅ)
2011-05-15 11:07:49
なるほど・・・残りは国庫でしたか。
あの新聞折り込みを見て、納得がいかなかった内の一つが分かりました。ありがとうございます。
450万・・・借金を増やす為の広告に遣った金額なんですね。
なんか虚しくなってしまいますよね。
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Unknown (たぬち庵)
2011-05-16 21:35:12
地方新聞でもやはり偏向報道ってのがあるんですな。なかなかの社説を書いていますから誇りに思っていたら、この市民集会の記事はきわめて小さく好意的でないように感じました。写真も皆が恥ずかしがる前の方の席の、空いているいる場所をヤケに強調して悪意さえ感じました。大手マスコミの宣伝費攻勢と依頼側の癒着は地方でも繰り返すということがよくわかった記事でした。今は一般市民でもこの辺まではお見通しです。頑張ってください!応援しています。
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市民力と議会力が試されています (すなば隆浩)
2011-05-18 06:56:32
今回の問題では、民主主義とのあり方が問われています。本来、民主主義は主権者が自ら権利を行使するところに本質があります。ところが、国家の範囲が、あるいは、地方自治体の範囲が、大きくなりすぎて、直接、権利を行使するのが難しくなったことから、間接民主制である代議制である議会制民主主義がスタートとしたのです。だから、住民投票の方が議会よりも優越するのは当たり前です。
ところが、平気で住民投票は議会制民主主義を否定するものだという議員がいる。こういう人は、もう一度、憲法の教科書を読んで欲しいと思います。
そして、民主主義が機能するためには、市民が関心を持って、その権利を行使することが大切です。たぬち庵さんの言うように新聞に偏向があると気付き、ろびゅさんのように市の広告に疑問を抱くメディアリテラシーが大切です。
その意味で、今、試されているのは市民の力と、議会の力だと思います。
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砂場さん市長になって (情けない)
2011-08-13 01:32:47
県庁が見違えるようになって来ましたね。耐震化工事も終盤でしょうか?無駄な税金を使う市長のやり方は納得できません。起債をして有利な財源などといっておられますが、国全体から見たら、借金なわけで、国民を馬鹿にするなといいたいです。砂丘の町鳥取を莫大な金を県外の人にあげて、砂像の町鳥取にしようとしています。境港をまねているつもりでしょうが、二番煎じは所詮二番に過ぎない。砂像のメッカは九州です。その九州から来てもらって、いっぱいの報酬を支払って、砂像を作ってもらって、砂像の鳥取といっている、なんとも滑稽と言おうか、奇妙とも思えます。なぜ、いつまでたっても九州の人に頼らねばならないのか?地元鳥取の人に砂像を作ってもらって、たくさんのお金を払えばいい。雇用拡大にもなるではありませんか?とにかくイベントをして砂丘に何人のお客が来たといって、境港と競うつもりなのでしょうか?われわれの税金を自分の利益に使ってもらいたくない。鳥取は砂丘の町です、決して砂像の町ではありません。5億円もかけて建屋を造ろうとしています。冗談じゃない。砂像は南薩摩市のものです。自己努力もせずに砂像を作ってもらって、展示し何人の入場者があったと宣伝するための道具に過ぎない。鳥取砂丘があるからこそ、人は来るのであって、砂像があるからといってそのために来ない。自然の美しさを求めてやってきて、砂像があったから見て帰るというのが一般的。人工美はあくまでも鳥取砂丘に付加価値をつけるものであって、主人公になりえない。だから、創意工夫した境港にはいつまでたっても追い越せない。努力の桁が違いますよ。安易な現行の政治、納得できません。どうか砂場先生、市長になって、正しい方向に転換してください。今の体たらくは、シャミネの状態を見れば明らかです。観光客が来る玄関先ですよ。若桜街道を通っても若者の姿が見えない。みんなジャスコに行ってるんですよ。ああ、情けない。砂場さんがんばってください。応援しています。
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「情けない」さんありがとう (すなば隆浩)
2011-08-19 16:52:23
 おっしゃる通りだと思います。地域起しで大切なことは地域資源に着目することだと思います。葉っぱビジネスで有名になった上勝町ですが、仕掛け人の横石さんはこう言います。
 「上勝町を訪れる人は、うちの町村にも葉っぱはたくさんある。これを売りたいんだがと言われるます。私は、そんなとき、あなたの町村の葉っぱに変わる地域資源を見つけてくださいということにしているんです」
 おっしゃるように砂像は鹿児島県加世田市が先行しているものですね。大切なのはオリジナリティー。水木ロードも、はじめは「シャッターが下りた商店街に妖怪ならべてどうすんだ?」と言われ、横石さんも「葉っぱをお金に替えることができるのは狸だけだ」と非難されたそうですが、それでも歯を食いしばって頑張ったそうです。
 鳥取の地域資源はたくさんあります。みんなで発見して、磨き育てて、地域を元気にしていきたいと思っています。志は変わりません。一緒に頑張りましょう!!
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