おだいのいまカラオケで挑戦してみたい曲はひそかに
夜中にひとりカラオケで練習している。みんなひそかに
聞いている。そうなるとますます練習に熱が入る。
歯がゆい唇。冬が来る前に。終止符。また君に恋してる。いい日旅立ち。
分かるかな。どうも谷村新司がすき見たい。少し臭い歌詞がすき。
カミさんが、批評する。お父さん上手くなってるよ。御本家の歌に
合わせて、ユーチューブで熱唱する。自分の下手さ加減が露呈する。
しかし。こないだの女子会カラオケ大会。卓球の同志とカラオケ店に
参集しただけだが案外いい得点が出て、満足している。80点台。
カラオケ教室通いの伊藤美誠を上回り、びっくりしていた。これなら
カラオケバトルに出場してもいいかな。馬鹿ね。歌詞も覚えられない
じじいがでれるわけないでしょ。それなら卓球か。馬鹿ねバックも打てない
じじいがでれるわけがない。そう今日も石川佳純にぼこぼこにされた。さいごは
失笑まで買ってしまった。腰が高いのよ。竹取の爺。もっとひくくしなくっちゃあ。
普段からのそっとして、ボートしてる。そうか構えが悪いか。みんなから助言を受けた。
しかし、お前らカラオケでは、侮られないぞ。私も言ってやる。構えが悪い。
てなことを考えながら、練習する。勿論腰が入ってない。低く構える。
竹取のは汗を掻かないのか。そうなんです。汗掻きません。いかに手を抜いてるかわかる。
運動でいいんです。勝負にこだわらない。少しでも上達したい。みんなの目が釣り上がる。
小さくなる爺。そうだ、その構えだ。ほめられた。裏腹に、卓球道は続く。美誠だけが味方だ。