退屈な日が始まる。何時ものスーパーでしめさば、ガンㇲを買う。昨日買ったぶりがある。
さかなはパス。レジは顎。思わず見てしまう。町内会総会の委任状を出す。休むわけでなく
家族の委任状。なかなか厳しい町内会。ちらし寿司のお稲荷さん。ざるそば。おいしくて
ついつい食べ過ぎ、正月中で、1キロ太ってしまった。痩せるのが大変。ポリスアカデミーが
面白くない。面白くないついでに、カラオケ喫茶。お休みを覚悟だが、2,3台の車が止まって
いた。こわごわ扉を少し開けて覗く。知らないオバサンの顔が見える。カニとりジジイが
つれてきた婆さんたち。うれしいことに、お嬢が来ていた。うれしい。これだけで来たかいが
ある。一生懸命に手をたたいて、応援する翁。報われなかった。話もしてくれなかった。
そして、早々と帰って行った。残された爺と翁。寂しく歌う。マスターと歌って、みな帰る。
最後のひとりの翁も帰る。冷たい雨が最後の曲。お嬢のコロンが、未練を誘う。またあした。
マスターが誘う。お嬢が来たら、来るけどマスターだけなら考える。この曲いいから
覚えてね。大川栄策、雪の花。明日までにマスターしよう。マスターよりうまく歌うと
まずいかな。どうもいけない。カラオケに飽きてきた。お嬢の歌以外は聞きたくない。
贅沢だろか。ますます募る思い。どうしておまえは、そんなに魅力的なんだ。そばに
おいておくれ。犬のように。抱いておくれ、猫のように。羽ばたかせておくれ、キジの
ように。ハイ黍団子。雑煮でもいいか?。ハイ大丈夫です。桃太郎さん。猿が遅れてる。
只今参上竹取の翁。これでそろったか?。ロバがいない。鬼が島に行くのではないか。
ブレーメンです。音楽隊に入るのです。カラオケ喫茶を占拠する。そこに7人の小人が
帰ってくる。白雪姫はもう帰った。桃太郎も帰る。残された動物たちが悪口。
竹取の翁は、無礼なやつだ。挨拶もしない。まことに無礼な男だ。ブレーメン。
盗賊の仲間じゃなかろうか。何をばかな。私をなんと心得る。火つけ盗賊改め方長官
長谷川平蔵であるぞ。お前たちを逮捕する。不法侵入罪だ。ただしお前ら動物なので
森で余生を過ごせ。ただ焼き印をつけておく。丸にあの字の焼き印。あ・に・ま・る。
ああなんて、無茶苦茶な筋だろう。お嬢でも負ける。どこか一本筋が通ってる。
まるで竹の精。思いのたけを切り取った翁。夢夢お嬢いいにおいがする。名前は
かぐやひめ。大切に育てたそうな。まるでお人形のようにかわいいお嬢。代わりに白を
抱きしめる。嫌がる白はフィギャーと鳴いたそうな。