なかなか浮きあげれぬ翁。買い物はしめさば。ぶりすらいいものがない。レジは顎だ。
埴輪が隣。なかなか縁がない。普通に帰って、そばとガンㇲを食う。昼からひま。
3時から病院だが、それまで時間がある。猫に習って寝る。3時に起きだして病院に
電話。3度目の正直。これで病院が3軒め。しかも去年感じ悪かった病院。どきどきしながら
電話をかける。やさしい答えが返ってきた。いいですよ、まってもらいますけど、お越しください
ふうと息を吐きだす翁。なんとかなりそうだ。にわかに降り出した雨の中、完璧の2重の虹が
出来ていた。いい感じの病院。ホームペイジも詳細だが、院内もいい。やさしい先生が
治療してくれた。時間は4時30分前。いつものカラオケ喫茶によって、コーヒーを飲む。
客は誰もいない。マスターは水戸黄門を見ていた。雨の中を帰る。局地雨。我が家の近くは
乾いていた。病院に可愛い女の子。まじかに見る子供は久久だ。なんせ毎日70の婆様ばかりに
囲まれている。新鮮な気持ち。それがこんなになるのか。ゴメンお嬢。おまえのことでない。
年は不明の怪しい女。得体が知れない。ただ言えるのは、魅力的なばばあであること。
少女がそのまま70のばあさんになったような、ハウルの動く城に出てくるソフィーのような
イメージ。実際映画は見てないが、かなり近いだろう。竹取の翁は、ハウル。ちょっとカッコ
良すぎるか。お嬢映画を見に行こう。いや。なんでええが。おしりがいたくなる。じゃ
カラオケボックスは?。不純。ドライブ。私の動く城に乗らないか。煙草の煙に酔っちゃう
じゃどう誘えばいいんか。とおぼえをする翁。おまえの心臓をもらっちゃうよ。いいけど
キッチリ1ポンド。ばーか魔法だからそれくらい簡単。気持ちを連れて、カラオケ喫茶。
ソファーにゆったり構える翁。気持ちをなでる。やめてなんで?気持ち悪い。胸が苦しい
くすぐったい。取り返すからね。お嬢はスペースバンパイアだった。ずっとまえから
仲間だった翁。今2たりは巡り合い、心臓のやり取りをする。竹取の翁、結婚した?
新造さん。結婚は無理。身は成年だけど、心は未成年。あと100年はかかるか?
こころって、年を取らないのね。5分しか記憶がないネコの白。おまえみたいになりたい。
ばーかすぐなるよ。生命エネルギーを吸収したい翁。お嬢にお願いする。高いで。