WOWOWにて2月8日放送の『THE DIVER』録画分を観ました。
野田秀樹氏作・演出。
「THE BEE」英語版のサラリーマン役で観客を魅了したキャサリン・ハンター演じる放火犯の女と、彼女の精神鑑定を行う医師(野田秀樹)とのやりとりを中心に、女の苦悩を、能楽の「海人」や、「源氏物語」の登場人物の苦悩と重ね合わせて描きだす。現代と古代、時空も言語も超えて様々な物語が重層的に交錯する、野田秀樹の決して謎が解けないサイコ・サスペンス!(WOWOW公式HPより)
心の中を潜って潜って潜って行ったら・・・・・
母性より「女」が勝っちゃう人っているのではないだろうか?
結局、人の一番底って、本人にも分からない。
何事もなく平々凡々と暮らしている中では、底の底にある「自分」って
分からないままかも・・・。
本当は、もの凄く「汚い自分」が居るのかもしれない・・・。
一時、多重人格者の本をよく読んでいた時期がある。
多重人格者が何故生み出されるのか・・・・
ある過酷な環境下で「自分を守る為」に、様々な人格が出来てゆく・・・ということらしい。
主人公のユミは、あまりに「汚い自分」を見るのが嫌で
自分から目をそらすため、多重人格者になってしまったのだろうか?
・・とも思ったのだけど・・・
もし、そうならば「自分を守る為」が、結果的に死刑になってしまうのだから
皮肉なお話だなあ・・・とも思ったり。
一体、あれはフリだったのか、本当に多重人格者になってしまったのか?
モヤモヤ~~~・・・・である。モヤモヤしたまま
最後のオマケ・・・野田さんとキャサリンさんのインタビューを観る。
ぎょぇ~~~~~~・・・。・・・である。
「ユミ」が心の中を潜っている姿を観る芝居では
なかったのだ・・・・!!
潜るのは・・・・潜って・・・・見せられたのは
自分(観客)の心の中。
2人殺した・・・という事実と「不倫」に苦しむユミの姿を観たとき
観客は、ユミに同情するけれど・・・・
4人殺した・・・しかも、それは「不倫相手」の「子供」・・・。
そして「不倫相手」との間に出来た自分の子供。
それを知った時、観客は・・・同情から批判に変わるでしょう・・・と。
同じ殺人なのに、そこでコロッと変わる人間心理・・・。
・・・うげっ・・・・。
恐ろしや・・・野田秀樹。そんな二重構造仕立てのお芝居になっていたとは。
舞台を観てるだけじゃなく・・・自分の心の中を見てみろと・・・
突きつけられた気分で。
(しかし、解説なくしては自分の中の変化もきちんと把握できませんな)
やっぱり野田さんは凄いや・・・。
真顔で真剣に観てしまった。深い・・・。なかなか一人では潜りきれません。
・・・横で、ダーリンが
「野田君、なかなかいい事いうとるやん!!感心。感心・・・。」
・・・とほざく。
き~~~~~っ!!(怒!)
真面目に観るには、環境の悪すぎる我が家。
・・・・・舞台は劇場で・・・・♪♪なのである。
素晴らしい作品だ。大竹さんであるの?!観に行きたい・・・・。
野田秀樹氏作・演出。
「THE BEE」英語版のサラリーマン役で観客を魅了したキャサリン・ハンター演じる放火犯の女と、彼女の精神鑑定を行う医師(野田秀樹)とのやりとりを中心に、女の苦悩を、能楽の「海人」や、「源氏物語」の登場人物の苦悩と重ね合わせて描きだす。現代と古代、時空も言語も超えて様々な物語が重層的に交錯する、野田秀樹の決して謎が解けないサイコ・サスペンス!(WOWOW公式HPより)
心の中を潜って潜って潜って行ったら・・・・・
母性より「女」が勝っちゃう人っているのではないだろうか?
結局、人の一番底って、本人にも分からない。
何事もなく平々凡々と暮らしている中では、底の底にある「自分」って
分からないままかも・・・。
本当は、もの凄く「汚い自分」が居るのかもしれない・・・。
一時、多重人格者の本をよく読んでいた時期がある。
多重人格者が何故生み出されるのか・・・・
ある過酷な環境下で「自分を守る為」に、様々な人格が出来てゆく・・・ということらしい。
主人公のユミは、あまりに「汚い自分」を見るのが嫌で
自分から目をそらすため、多重人格者になってしまったのだろうか?
・・とも思ったのだけど・・・
もし、そうならば「自分を守る為」が、結果的に死刑になってしまうのだから
皮肉なお話だなあ・・・とも思ったり。
一体、あれはフリだったのか、本当に多重人格者になってしまったのか?
モヤモヤ~~~・・・・である。モヤモヤしたまま
最後のオマケ・・・野田さんとキャサリンさんのインタビューを観る。
ぎょぇ~~~~~~・・・。・・・である。
「ユミ」が心の中を潜っている姿を観る芝居では
なかったのだ・・・・!!
潜るのは・・・・潜って・・・・見せられたのは
自分(観客)の心の中。
2人殺した・・・という事実と「不倫」に苦しむユミの姿を観たとき
観客は、ユミに同情するけれど・・・・
4人殺した・・・しかも、それは「不倫相手」の「子供」・・・。
そして「不倫相手」との間に出来た自分の子供。
それを知った時、観客は・・・同情から批判に変わるでしょう・・・と。
同じ殺人なのに、そこでコロッと変わる人間心理・・・。
・・・うげっ・・・・。
恐ろしや・・・野田秀樹。そんな二重構造仕立てのお芝居になっていたとは。
舞台を観てるだけじゃなく・・・自分の心の中を見てみろと・・・
突きつけられた気分で。
(しかし、解説なくしては自分の中の変化もきちんと把握できませんな)
やっぱり野田さんは凄いや・・・。
真顔で真剣に観てしまった。深い・・・。なかなか一人では潜りきれません。
・・・横で、ダーリンが
「野田君、なかなかいい事いうとるやん!!感心。感心・・・。」
・・・とほざく。
き~~~~~っ!!(怒!)
真面目に観るには、環境の悪すぎる我が家。
・・・・・舞台は劇場で・・・・♪♪なのである。
素晴らしい作品だ。大竹さんであるの?!観に行きたい・・・・。