一歩一会・・・♪

日々のお仕事の事や、趣味、旅行関係についての自分記録♪

『ねじまき鳥クロニクル・第三部 鳥刺し男編』読了。

2009年02月16日 | こんな本読んでみました♪
村上春樹著『ねじまき鳥クロニクル・第三部 鳥刺し男編』読了。

これはっ・・!
究極のラブストーリーと言っても過言なのではないかっ!
(・・・あ~~読み方間違ってるね!)
しかし、最近のナヨナヨ・・もうどうでもいいよっ!・・ってな
ラブストーリーに比べたら、(私の中では)かなり過激なラブストーリーとして
読んでしまいました。
数々の「それってこれから先の話に関係あるの??」な残酷なシーンも
ラストに近づくにつれ
なんとなく「繋がってる・・・」ような気になってくる。
「痛さの共感」の為にここまで読ますのか?
それとも別の何かがあるのか・・・・。
とにかく、「繋がって・・」るんでしょ。
一回読んだだけでは分からん・・・。ハルキーな世界であった。
・・・が、面白かった(・・といういか素敵)

やっぱり、登場人物では笠原メイが大好きだ。
最後の、主人公と一緒に歩くシーンなんて・・・も~~~~~~~♪
第三部の一番最後のページ・・・好きだなあ。
やっぱり・・・一行一行が・・・なんだか好き・・・。詩です♪詩♪ 
泣けました。意味なく泣けました。

  「さようなら、笠原メイ」と僕は言った。さようなら、笠原メイ、
  僕は君が何かにしっかり守られることを祈っている。


失われそうなものを・・・なんとか「取り返しにかかる」お話の次は・・
やっぱりどうしてもなんとも出来なかった・・失ってしまったもの・・の
お話を・・・。
・・・と言う訳で、再び『ノルウェイの森』・・・読み出す。
『ノルウェイの森』の第一章は何度読んでも・・・・言葉にできないぐらいよい。


映画『悲夢』

2009年02月16日 | こんな映画観てみました♪
キム・キドク(誰?)監督・脚本、オダギリジョー主演作品
『悲夢』観てまいりました。

いや~~~~あちこちのブログ見る限り
かなり意見がバラバラ作品なので、どうしようかなあ・・と散々迷ったのだが

・・・行って良かった~~~~~♪

オダギリ君の小汚いかっこよさ(←コレが私的ツボ♪)は置いておいて・・・も、
作品が面白かった。
よく出来てる!
残酷でグロいシーンは、きちんと目を伏せる事のできる私。
こういうシーンから目を逸らすな!ということはないでしょ~。
まあ、アレぐらいは(目を伏せていたが)、韓国グログロ映画では
お茶の子さいさいだろうね~~。

しかし、篆刻の刀は「石」を彫るもので、頭に突き刺すものではございません!
(↑・・・目を伏せてる割には見ている私。)

そしてっ、セロハンテープを貼っても、目を開けてても
「人は眠い時には寝れるのです!(笑)」

なおかつっ!
手錠の鍵は・・・・・どこにあるか隠してこそ「手錠」の役割を
果たすのだ!・・・甘いっ!ツメがあまいっ!!

↑・・・と、突っ込みどころは満載であるが、いい映画でした。
(オダギリ日本語は監督の趣旨がなにやらあるのだろう・・)

枯野のシーンが最高に良かった!
二組の恋人同士が罵りあうシーン。入れ替わり立ち代り・・・。
男は男を抑えて「靴」を履かせてあげ、女は女を抑えて「靴」を履かせてあげる
あのシーン・・・。
心の「底」にあるものを抑えて、次に行けそうな・・・2人は・・・
やっぱり、「底」から抜けだけないんですね。
悲劇です・・・。悲しい夢です・・・。
夢はコントロールできないんですから・・・。

ラストが意外にあっけなかったけど、韓国の冬は寒く川も凍るんだ・・。
この映画に韓国独特のあの雰囲気がよく合っていた。

こんな映画を観たその晩は・・・・なんか嫌な夢を見そうだなあ・・と
思っていたけれど・・・

昨晩の夢は・・・・;
『ラ・マンチャ』の男のドン・キホーテの横には必ず・・
必ずサンチョが居るよ~~・・可笑しいよ!必ず2人ペアだよ!
可笑しいよ!2人!ペアで・・!!・・と言いながら
ゲラゲラ笑っている夢であった。
・・・・自分がよく分からない。