五月晴れの昨日、ととけっこう2歳児クラスは、初めてのお散歩に行ってきました。
なぜか木曜日は雨のことが多くて、なかなか実行できませんでしたが、ちょうど昨日は
ひとりのお休みもなく、みんなでおさんぽを楽しむことができました。
常盤平は緑の多い街です。この子育ての杜のまわりにもたくさん公園がありますが、整備された公園
にはない自然が団地の中にたくさん残っています。
団地の小道を辿って中に入っていくと、長年にわたって大事にされてきた木々が自然のままに迎えて
くれます。整備されすぎることなく、でもきちんと手入れがされているとても静かで素敵な空間です。
「わー、波みたい!」
子どもたちのおへそのあたりまで伸びた草一面に五月の風が吹き渡ると金色や銀色に波打つように
不思議な光景が広がります。
「じゃっぼーん!」草の中におもわず飛び込む子どもたち。手でかきわけて前に進むと本当に水の中
のよう…お母さんたちもしゃがんで子どもの目線で見てみると子どもたちの気持ちに納得です。
「トンネルみたいだね。」「ほんとだねー」
大きな柳の木の下を通る時、垂れた緑の枝の間を上を見上げながら歩くSちゃん。
すてきなその例えにお母さんもにっこり応えています。
あんなに咲いていた たんぽぽは一旦お休みのようで、なかなかたんぽぽにも綿毛にも
出会うことができませんでしたが、それでも見つけるたびに
♪たんぽぽ たんぽぽ むこうやまへ とんでけ♪ と歌ってふーっと綿毛飛ばしを楽しみ
ました。
初めは上手に飛ばせなかった子も何度かやるうちに息を集めて吹けるように…
遊びのなかで子どもたちは自分の色々な部分の体の使い方を知っていくのです。
♪いもむし ごろごろ ひょうたん ぽっくりこ♪
南向きの団地の前庭の芝生にごろんと寝転がって空をながめると吸い込まれそうな
青空が広がっています。ごろん、ごろんと転がるのがおもしろくなる時期です。
♪ちびすけ どっこい はだかでこい ふんどし かついで はだかでこい♪
しこ踏みも上手になった”ちびすけやま”がお母さんとおすうもうです。
「えいっ」と力を入れるちびすけやまにやられるお母さんも芝生の上なら安心して倒され
ています。ごろんとひっくり返ってお母さんに持ち上げられた子どものうれしそうな顔。
親子の至福の時です。
遠くに行かなくても身近なところに実は素敵なひみつの場所があるものです。
一緒に手をつないで歩く幸せをたっぷり感じながら、親子のひみつの散歩道をさがして
みるのもいいですね。
今しかない季節、この親子の時間をお母さんも楽しんでくださいね。
次はどこに行こうかな? また行こうね。おさんぽ!