子育ての杜

子ども達の遊び お母さんとの話し合いなど講座の様子、そしてわらべうた研修会などの活動をお知らせします。

お父さんだって ぷーさんを読むんです!

2015年11月23日 | お父さんの絵本・児童文学講座

昨年7月に始まり、早8回目。

正直、こんなに長く続くとは…(失礼しました…)。

お父さんのための絵本・児童文学講座は、現在3期目(1期3回)に入り、会員10名。

忙しい中、毎回ほとんどパーフェクトな出席率なのには、いつも感心してしまいます。

 

子どもに読んであげることはあっても、自分からはなかなか手に取ることはなかったお父さんたちが絵本からはじまり、もう児童文学も数冊読んできました。

前回はティーンエイジャーになりたての男の子が主人公の北欧のお話、『シロクマたちのダンス』でした。

離婚問題あり、思春期の悩みあり、そして親子関係…

普段なかなか話題にならないことも、文学を通してだから自然に感想を言い合いながら考えあえるのです。

今回は少し絵本に戻って『くまのぷーさん』に。

すぐに読めるからと決めた課題でしたが、なかなかどうして…やっぱり深かった。

「少し自分を客観視できるようになったから面白く感じるんだな。」と子どもに読んであげながら我が子の成長を感じたり、子どもは楽しんでいるこのプーさんたちの時間を退屈に感じる大人の自分に気が付いたりとひとつの作品からいつも新鮮な発見をしています。

 

児童文学が引き合わせてくれた不思議な縁で、仕事は抜きで付き合うお父さん仲間はなかなか素敵です。

アルコールがちょっと入ったお父さん達の放課後でも児童文学をさかなに話が盛り上がるとか…

 次回はフィリパ・ピアスの『まぼろしの小さい犬』。 さてどんな話合いになるでしょうか?


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ある日、突然?

2015年11月23日 | まめっちょの時間 ととけっこうの日々

いつも通りに始まった2歳児クラスととけっこう。


Sくんは、定位置の線路づくりから、Yくんは、今日も台所仕事から始ります。


あとからきたUちゃんとYちゃんが、Sくんの作った線路に興味をもってやってきました。


「一緒に道路をつくろうよ」とSくん。


二人が加わり、線路のまわりに板道路(30㎝ほどの板)を並べ、標識やトンネルを作るとちょっとした街ができて大満足。


しばらくして線路の傍で、Sくんが病院ごっこを始めると、二人も看護婦さんに…


ひとり、気になりながらも台所でご飯を作っていたYくんも いつのまにか注射器を握っています。


 


お母さんそっちのけで遊ぶ子どもたちに、大人はびっくりして遠巻きに眺めるばかり。


こんなに一つの遊びをみんなで、それも子どもたちだけでするのは初めてのこと。


子どもたちの成長がうれしくてお母さんも笑顔が絶えません。
でも、誰よりもうれしいのはやっぱり当の子どもたちでしょう。


気持ちが通じ合う仲間ができた喜びを体いっぱいに表しています。


 


クラスの雰囲気は毎年それぞれですが、今年は「ある日、突然?」がゆっくりやってきました。


まだかな?、何か足りない?などと余計な心配をし始めたところでの出来事…


ちゃんと子どもたちは成長していました。

子どもを信じる力がまだまだ足りないと反省しきりです…



でもこれは、決して突然の出来事ではないのです。


ゆるぎない親子関係、そしてひとりひとりがちゃんと遊ぶ力をつけてきたからこそできることなのです。


 


「おひるごはんができましたよ」


 小さな看護婦さんが用意してくれたお昼ご飯を食べる子どもたちを見ながら、笑いの絶えないととけっこうの一日でした。


 


 


 


 


 


 


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秋の日のお散歩

2015年11月06日 | まめっちょの時間 ととけっこうの日々

さわやかな秋の日、2歳児クラスととけっこうは近くの金ケ作公園にお散歩に行ってきました。

お母さんと手をつないで、お友達と手をつないで、足取りも軽くうきうきと歩いていきます。

 

まだ紅葉には少し早い感じでしたが、黄色に色づいてきたイチョウの木、赤くなり始めたもみじ…

公園はすっかり秋色になっています。

さあ、今日はどんな秋の宝物がみつかるでしょうか?

 「あかい実、みーつけた!」

落ち葉に隠れたはなみずきのピカピカのあかい実をお日さまにかざしてうれしそうなYちゃん。

 「このどんぐり、帽子かぶってるよ!」

きれいな色の葉っぱ、木の枝、いろんな形のどんぐり……あっという間に袋の中に宝物がいっぱいです。

 「だんごむしのおうちだー!」

木の皮を剥がしたらそこにはたくさんのダンゴムシ……お母さんたちは後ずさり、でも子ども達は興味津々。

「寒いからお布団かけてたのかな?」「お母さんダンゴムシもお父さんダンゴムシも赤ちゃんダンゴムシもいるね。」

 一つの発見からいろんなことを考えたり,想像したりします。

 

 なんだろう? どうしてかな? なんてきれいなんだろう! おもしろそうだな!

心が動かされことに出会う時、子どもの内面に何が起きているのでしょう。

自分で探求して見つけたこと、感動したことは、どんなに小さなことも子どもの中に残っているはずです。

大切なのは、‘‘知っている‘‘ことより‘‘感じる心‘‘。 

 

「遊具で遊ぶことはあっても、こんなにすてきなところが公園にあるなんて知りませんでした。」

遠くに行かなくても、お金をかけなくても、ちょっと目線を変えると身近なところに不思議な世界がいっぱいあるのです。

さぁ、次のお休みはお父さんも一緒にお散歩に出かけてみては?

大人も心を動かすことに出会うと、子どもの気持ちがもっと よくわかるようになるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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