2・3歳児クラスととけっこうのひととき…
「どんどんばしで遊ぼうかなー」
私のつぶやきに、遊びに夢中だった子どもたちの顔が「それ、いいね!」と言わんばかりにニッコリ。
「道路を運んできてくださーい!」Kちゃんは、板道路と呼んでいる板切れを集めて元の位置に戻します。
「車はこっちの駐車場でーす」Rちゃんも一台ずつ運転して、駐車場さながら車を並べます。
「くまさんは自分のお家に帰ります」ひも通しのくまをたくさん使ってごっこ遊びをしていたYちゃんもケースにひとつづつ戻しています。
片付けるというのではなくて、次の遊びに子どもたちみんなの気持ちが向いて、いつの間にかおもちゃでいっぱいだった部屋もすっきり元に戻りました。
さぁ、♪どんどんばし♪であそぼう!
親子で手をつないで満面の笑みで門をくぐる子どもたち…今度はわらべうたでたくさん遊びます。
今日は○○で遊ぼう!と思ってきたら、おもちゃが見つからない…これでは、遊びたい気持ちがそがれてしまいますね。
いつもの場所におもちゃがあることで、気持ちよく遊びに入れます。
そして、遊んだ後は、おもちゃをそれぞれのおもちゃの家、所定の場所に戻してあげる。
気持ちよく遊べば、自然にそう思うはずです。
「ほら、片付けて!」
大人も言われたらいやな言葉ですよね。
大人が思うような「掃除する」、「とにかく片付ける」という気持ちを子どもに押しつけないことです。
子どもの中では、元に戻して遊びも完了です。
次に遊びに来た時もちゃんとそこで待っててね、そんな気持ちで、大人も一緒にやりたいものです。
「いやだー」って言う時もあると思います。
遊び足りなかったり、まだ途中だったり…
そこは、大人の腕の見せ所です。上手にそれも遊びにしてしまう声掛けができたらいいですね。
「この線路だけは端っこに引越しさせて明日に残しておこうね。」といった、先を見通せるひと言があると子どもも納得できると思います。
「自分で出したんでしょう!」と最後は大人が怒りを振りかざして…とならないように遊びの時間を大人がちゃんと把握しておくことも大事です。
どんなに楽しくても子どもが集中して遊べる時間は決まっています。
遊び疲れて、お腹が空いて、眠くなって…となる前に見極めてあげることが、大人の仕事です。
ととけっこうの時間は1時間15分。
子どもたちがその日やりたい遊びを二つ、三つ十分に楽しんで満足する頃合いに、今度はみんなでわらべうたで遊びます。
わらべうたで体を動かして、ほっとひと息ついて、絵本や文学を楽しみます。
最後は、♪さよなら あんころもち またきなこ♪
毎週、同じ時間、同じ場所に来ることで、この一連の流れが子どもたちの中に自然と入っていきます。
丸めたおもちをおいしそうに食べて、また次の時までさようなら。
帰っていく時の満足した顔に、こちらまでうれしくなります。
また遊びたいな。また行きたいな。
子どもたちの明日につながる、心地よい時間であり、場でありたい。
そんなととけっこうに遊びに来ませんか?
2・3歳児クラスととけっこうは今年度、2020年度後期はあと1組募集しています。
来年度2021年度、入園前の一年をお考えの方も、ぜひ見学にいらしてください。
お待ちしております。
子育ての杜
✉kosodatenomori2014@outlook.jp
Instagramも始めてみました…