ことばあそびの教室「あんたがたどこさ」は今年で3年目。
一年生から四年生の子どもたちと今年もことばでたくさん遊びたいと思っています。
「今日は俳句をつくってみよう。」
前回小林一茶の俳句をいくつか詠んでみました。
うつくしや 若竹の子の ついついと
かたつぶり そろそろのぼれ ふじの山 etc.
「ついついとってこんな感じ?」頭の上で手を竹の子みたいにして伸びていく感じを出す子。
「カタツムリが富士山のぼるの?大変だよね?」どんな絵が頭の中で浮かんでいるのでしょうか。
この短い17音の世界に初めて接する子がほとんどでしたが、何度も詠むうちに5・7・5のリズムをすっかり楽しんでいました。
最後に自分の好きな句を一句選んで前回は終わりました。
さて、今回は自分たちで作ってみることに。
難しいかなと思っていましたがなんのその…5・7・5と指折りながらみんな真剣です。
「えー、もう1時間たっちゃったの?」って言ったのはいつもやんちゃなKくん!
もうこちらがびっくりの集中力で用意した短冊も足りなくなるほど次から次へとできていきます。
<一年生の句> ざりがにの はさみがポロンと とれちゃった
「飼っていたザリガニの大きなはさみが二つとも取れちゃったの。」その驚きを素直に詠みました。
<二年生の句> たんぽぽが ふわりふわりと とんでいく
「ふわりふわりのところがすごくいいね。」その言葉がうれしくてどんどん新しい句ができちゃったKくん。お母さんにも俳句っておもしろいんだよと熱く語ったそうです。
まだまだ紹介したい句がたくさんありますが、今回はこれまで。
子どもの頭の柔らかさと感性には本当に恐れ入りました。
次回も俳句で遊びます。さて今度はどんな句が生まれるか…楽しみです。