ハリソンさんはカノ紳士 ーフランス通過編 ー(後半)

今は昔の18世紀欧州が舞台の歴史大河ロマン。

27-11 月明かりの下で

2023年12月22日 | 第27話 月明かりの下で



 1765年11月10日の月は
本当にこんな感じだったようです。
当時は街の明かりも少なくて、
現代みたいに
曇りの夜でも煌々と明るい
なんて事は無かったでしようが。

 こう見ると
ハリソンさんとエクトル氏は
似た者同士。

①恵まれた境遇なのに
 何でか自分に対し
 誇りを持てていない。
②美しい月夜の後で突然、
 恋愛相手が姿を消してしまった。

 なのに
敵対して貶し合い、
共感はおろか
傷の舐め合いすら
できないっていう関係。

 第27話は今回、
タイトル回収&カテゴリー名
とも一致した所で最終回。

 次話の第28話では
ハリソンさんの壮大な
「エクトル氏ディスり」
から始まり、
「陰謀論の演説の展開」となって、
マルセル大呆れ
となります。



27-10 どいつもこいつも/ Le petit chevalier

2023年12月19日 | 第27話 月明かりの下で



 前話の26話20ページで
エクターニュ侯爵閣下(21)は
ハリソンさん(47)の事を
ハッキリ〈オジさん〉と言い
「こんなオジさんと話して
何が面白い?」

とクレールさんに
詰め寄っていました。

 そして、
端でそれを見ていた
更に年が若いアラン君(13)から、
今度は自分が「オジさん」と
言われてしまっているのです。


 「クソオヤジを
オジさんと言ったら、
クソガキから自分もオジさんと
呼ばれてた件」


 タイトルにすると
ドぎつ過ぎるのでやめときました。

 アラン君、
実は小賢しい子?
それとも
クレールさんのシュバリエ(ナイト/騎士)
として、彼女を守るためなら
鬼にもなる
―なんか?

 クレールさんも
22話の10ページで
「大人になったら
お婿さんにしたいくらい」
とか言ってたけど、
お互い半分は本気かも?


27-9 アサシンが来た Le petit assassin

2023年12月15日 | 第27話 月明かりの下で



 22・24話で
実年齢や外見に似合わぬ
大人びた発言をし、
ハリソン&マルセル主従を
混乱・唖然とさせていた
デノワ家の13歳の一人息子、
アラン君。

 デノワ家の母娘は
父親の真似をしている
と解釈し、
クレールさんは
賢い子だと評価して
いました。

 ホワ〜んとした笑顔で
天然ぶりを炸裂させている
だけな可能性も今までは
あったのでしたが。

 トンデモない
アサシンだった!

少なくとも
エクターニュ侯爵閣下の
御心にとっては。



27-8 途轍もない優勝候補がいる?

2023年12月05日 | 第27話 月明かりの下で


 確かにクレールさん
26話ラストでエクトル氏に
 
「優勝したら
もっとあなたの
思いが信じられて
あなたと心を開いて
話せるようになると思う!」

 …って言ってますけどね。

 でも、
それ信じたせいで
エクトル氏は
ケ****ダンスと
これがホントのナ***ダンス
をする羽目になるなんて。

 そしてド派手に〇っ〇〇〇で
しまうんですから。



27-7 俺だってまだまだダンスは上手く踊れるぜ!

2023年11月29日 | 第27話 月明かりの下で



 ハリソンさん、
1718年10月25日生まれなので
1765年11月10日には47歳。

 21歳のエクトル氏とは
2倍以上の年の差。
ハリソンさん、
実年齢より10歳以上若く見える
設定だとしても、
血沸き肉踊る若者
張り合ったりなんかして
大丈夫なんでしょうか?

 まぁ、
ルイ15世のスパイしてる
(疑いがある)変な男

からクレールさんを
守るために何かせにゃアカン
と思っての事でしょうが。

 前半10話のラストで
ジェイン姫とイタリアの曲で
踊り始め、12話の2ページ目では
超高速ダンスを踊ってたとは
ありましたけどね。

 マルセルが言ってる事は
案外的を得ていて、
エクトル氏は放っておいても
苦戦するかも。
プロヴァンス舞曲と強豪を相手に。

 ハリソンさんが持ってるのは
一人用ボードゲームで
デノワ氏から借りてます。


  


 この絵も前半ブログの
あらすじ用に描いた物。
「同じ色が2つ縦か横かで
揃ったら除ける、
移動は一回で縦横1つずつ」
というゲームです。