ハリソンさんはカノ紳士 ーフランス通過編 ー(後半)

今は昔の18世紀欧州が舞台の歴史大河ロマン。

22-4 話を止めるな!

2019年04月07日 | 第22話 暴露合戦


ここからは、モノクロページとなります。

 マルセルの話の中(カレーの浜辺)から、
オテルの宿泊部屋内に戻ります。

 クレールは250年前の西洋の未婚女性なので、
まさか、宿泊中の男性客2人を、第一の目的に来てる訳がありません。

 J.オースティン小説の女性登場人物が、心中ではそうだし、
周囲もそれを認めていたとしても、将来の夫や恋人候補の男性と会うためには、
まずは、彼の血縁者の女性に会うという、大義名分が必要なのと同じです。

 この日は、元々ノアイラ(おかみさん)親子とオテル内で、英語の会を開く事になっていたのです。

 お気付きかもしれませんが、
ハリソン氏が若返っています。

 実年齢よりも若く見える設定なので
これをいい機会にとシワ消しさせてもらいました。 
前編の部分については、あえて修正しませんが、
ここから先は、しばらくウェブアートデザイナーで
修正して行くつもりでいます。

※ハリソン氏が更新休止中に美容整形した
という事ではありません。

 今回は、ここまでで、またできる時に続きを公開しようと思います。
予定では5月初旬くらいです。

22-3 それは俺だね?!

2019年04月07日 | 第22話 暴露合戦


 ここでハリソンが登場し、
マルセルの話中に侵入していますが、
後にハリソンは、この得意技(?)を使い、
物語のラスボスと対決する事になります。

22-2 誰かが僕を・・・

2019年04月07日 | 第22話 暴露合戦


 現在のフルートの場合は金属製なので、
音が意外と遠くまで飛ぶのですが、
18世紀のフルートは木製で、
音は小さく、柔らかでした。

 よって、朝っぱらから騒音だと、
ご近所から苦情が来たりはしなかったでしょう。

22-1 カレーの浜辺にて

2019年04月07日 | 第22話 暴露合戦



 1765年の初夏まで遡り、
所はフランス北部、カレーの浜辺です。

 これから、マルセルがハリソン氏に付いて
イタリアへ行こうとした理由が更に
明らかになって行きます。

第22話 あらすじ

2019年04月07日 | 第22話 暴露合戦


 1765年の11月10日(日)

 フランスの古都アヴィニョン。

 英国人ハリソンとフランス人の従者マルセルの
宿泊部屋に、宿(オテル・ヌーヴェルパペ)のおかみさん、
その子供達、市中の薬屋の看板娘クレールが集まり、
英語の会・アヴィニヨン臨時講習会が行われていた。
 しかし、マルセルの自己紹介から話があちこちに跳躍・
拡散して行ってしまう。

 構図がどこかで見た事あると思ったら、
マネ(1832-83)の「笛を吹く少年」だった。
オボロ気な記憶が頼りだったので、
探し出すのにとても時間がかかってしまった。

※第1~21話までは「漫画 ハリソンさんはカノ紳士 フランス通過編」に入っています。