ハリソンさんはカノ紳士 ーフランス通過編 ー(後半)

今は昔の18世紀欧州が舞台の歴史大河ロマン。

22-12 地味な花は気付かれず、過剰PRはシカトされ

2019年06月12日 | 第22話 暴露合戦


 マルセルは第3話の5ページで、
ハリソン氏との再面接時に、
「台所用具を手品や楽器にして演奏ができ、
それは実家の魚料理店の人気アトラクションに
なっている」と自己アピールしていました。

 就職試験は今も昔も大変みたいですね。
「奥ゆかしさ」と「積極性」のバランスの取り方と表現の仕方については。
そして、受かったからといって、その後も幸運なのかについては―。

 楽器については第23話にも出て来ますし。
手品は以降の話の中のどこかに出て来る筈です。

 次回は7月初~中旬になります。

 第22話last・13ページと
私が図書館で偶然借りた本の中で発見、驚愕した文章について。

 探検に興味がある方には有名な、
19世紀中頃に起きた、ある大遭難事件の主人公、
J.F*******隊長が、L.スターン作「トリストラム・シャンディ」の
ある登場人物と「ほぼ同じ言動」をしていた!―です。

第1~21話は
「漫画 ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN -フランス通過編-
で、ご覧になれます。

22-11 いつの時代も人気はあるが地位は低く見られるジャンル

2019年06月12日 | 第22話 暴露合戦
 

この2つの話の内容については、
第24話の中で明らかとなります。
そして恐らく、いや絶対に、直線では話が進みません!

 当時古紙は、お店の商品を包んだりするのに使われていました。
薬屋では、それで薬袋を作っていました。
現在でも、瀬戸物を売っているお店に新聞紙が置いてあって、
包んで帰り、気になる人は家で処分する前に掲載文を読んでしまう。
-あれと似たような流れでしょう。

 「巷談集」については、14世紀中頃に
イタリアのボッカチオ作「デカメロン」が大流行した後、
数々の模倣作が生まれ、ジャンルが確立して行きました。

 しかし、一般的な印象としては、「艶々話の寄せ集め」
―と、ハリソン氏には残念ながら、
力説も空しく、現在に至るまで、そう思われています。

 恐らく、上記↑元祖の方の「名前と作品タイトル」から受ける
印象効果も絶大だと思われます…。

22-10 未来は年の差カップル?

2019年06月12日 | 第22話 暴露合戦


 アレン・デニーズ君、
賢いけど、まだいろんな意味で目覚めてないってトコでしょうか。

 この後も、外観の幼さとはチグハグ、
周りの動きから少し外れた言動で皆を動揺・混乱させてしまいます。
将来は一体どんな大人になってるんでしょう?

 予定ではクレールさん、
これから欧米で荒れ狂う事となる3大革命も上手くすり抜け、
19世紀の初めの頃まで生き抜き、綺麗なお婆さんになっている筈ですが。

 どこでどう生きているのかは、
まだここでは、お伝えする事ができません。

22-9 自分は手を汚さず部下に恥かしい仕事を押し付ける上司

2019年06月12日 | 第22話 暴露合戦


マルセルが言っている「tre tre 恥かしい」の
中のtre tre というのは、フランス語で、
「とっても」を大げさに言っています。

学生時代、修学旅行や遠足でいなかっただろうか?
お土産売り場で「○○(地名が入る)いろいろ話」
という冊子を探している同級生や先輩が―。

あれは高校2年の修学旅行での事、
同じクラスのちょっとオトボケな女子が探していました。
しかも、店内で
「誰か、『○○しま(東北地方の地名) いろいろばなし』買ってよぉ~!」
と大きな声で言いながら。

 彼女が本当に買ったかは不明。
確かめようもありません。

 そして、会社勤めでいなかっただろうか?
社員旅行で宿泊先から出発間際のバスの中、
「○○(先輩男子社員の苗字)さん、
夜に見た番組の視聴代を払って無いって、フロントで言われました~」
とバラす若手男子社員が。