T.Shimada's Diary

日々の話題、過去の話題から。

福井駅東口(1) - 新幹線駅

2008年10月19日 00時53分10秒 | 福井
 先週末の話であるが、久々にJR福井駅の東口に寄ってみた。

 未だ工事の進まない西口に対し、東口はAOSSA(アオッサ)をはじめ、整備が着々と進められている。今回は、新幹線駅と広場について、その現状をのぞいてみた。


 AOSSAの8階は、県民ホールと展望室があり、ここから駅の東口一帯を望むことができる。新幹線駅は、JR福井駅から北側へ伸びる形で高架が整備されている。昨年の写真を見返してみたが、昨年4月には橋脚部分がつくられ、10月には駅横の部分の工事が進められていた。現在では高架の整備はひと段落しているように見える。高架の真ん中に見える穴は、プラットホームへの階段がつくられる部分であろうか。


 新幹線駅のすぐ東にある、えちぜん鉄道の福井駅。新幹線駅が完成した後、開業までは高架部分を使用することとなっている。また、えちぜん鉄道が福井駅に乗り入れることにより、現在の仮駅舎も取り壊され、東口広場の一部となる予定である。


 福井駅を出発する2両編成の回送電車。北陸新幹線が開業した場合、えちぜん鉄道は1線しか乗り入れができなくなる。そのため、路線のうち三国芦原線を福井鉄道の路面区間に乗り入れさせ、駅西口に引き込むという案が出ている。その際、電車をいわゆるLRVといった路面電車型に換えるという、運用上の大転換が避けられない状況となっている。


 JR福井駅と北陸新幹線をPRする看板。新幹線駅部は年度内にも完了するが、路線としての整備費用は、現在、国の予算が付くかどうか不透明である。石川県の白山車両基地までの整備が進められていく一方、福井県としては県内までの整備を政府・与党に要望しているが、予算の都合上、良い回答は得られていない。

 東京までのアクセス時間がより短くなるとして、県は北陸新幹線の整備を最重要課題として働きかけている。一方、新幹線駅の構造変更(3階から2階への変更)により、えちぜん鉄道の一部、三国芦原線のLRT化が避けられない状況となっている。加えて、その条件となる、福井鉄道の福井駅西口への路線延伸に関しても、現路線(福井駅前線)の延伸について駅前商店街等の反対が依然強く、ルート決定に相当の時間がかかりそうである。西口広場の着工も遅れており、新幹線の整備よりもまず、周辺整備をしっかりすべきでは、と思わず言いたくなる。


 とかく都市整備がヘタだといわれる福井。将来、北陸新幹線が開業したときに、県外の観光客に胸を張って福井の町を見せることが果たしてできるだろうか。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。