今年3月末に新しい電車が入る予定の福井鉄道。これに続いて,来年2014年の春ごろに,ドイツ製の路面電車が「仲間入り」するそうです。
・ドイツ製中古車両を来春導入 福井鉄道(2013年2月26日 日刊県民福井(中日新聞))
・福武線に独特デザイン欧州製車両 14年春の運行開始目指す(2013年2月28日 福井新聞)
新たに導入される予定の車両は,高知県の土佐電鉄が所有する車両であり,もともとはドイツのシュトゥットガルト(Stuttgart,シュツットガルト)の路面電車であったそうです。(福井新聞記事によれば,車両は1965年製造の2両編成(座席数計44)とのこと。1990年より土佐電鉄が所有し,10年ほど運行されたそうです。)
・シュトゥットガルト(wikipedia)
…交通の項目に,今回導入されるものと同じ車両の写真があります。
福鉄では今年3/31に新しい超低床車両1編成を導入する予定であり,2014~16年度にもそれぞれ1編成ずつ導入する予定です。ただし,2013年度には導入計画がないため,県が今回の車両購入により,福鉄および福武線への関心を高めたいとしています。(福武線の2011年度の利用者数は175万8千人であり,3年連続増加したものの目標を5万人下回っているとのこと。)
なお車両導入にあたっては福井県の予算(7,800万円)があてられており,土佐電鉄からの車両購入(200万円)と福鉄での導入に向けた改造(運転レバー,ブレーキ等の改修)を行うとのこと。導入後は路面区間(赤十字前~福井駅前~田原町)で土日に限り運行することが検討されています。
県としては「観光資源としてまちの魅力アップにもつなげたい」(中日新聞記事より)とのことであり,海外製の電車を福井のまちなかで走らせることで,福井や福鉄電車のイメージも変わりそうです。また,こうした観光列車は長続きしないと購入した意味がないため,車両を購入して走らせて終わり,ではなく,長く福井に定着させるための何らかの工夫(ビア電のようなイベントでの使用や,国際交流に関した催しとの関連など)が必要になると思います。
(2/28に投稿した記事を編集し,再掲載しました。)
・ドイツ製中古車両を来春導入 福井鉄道(2013年2月26日 日刊県民福井(中日新聞))
・福武線に独特デザイン欧州製車両 14年春の運行開始目指す(2013年2月28日 福井新聞)
新たに導入される予定の車両は,高知県の土佐電鉄が所有する車両であり,もともとはドイツのシュトゥットガルト(Stuttgart,シュツットガルト)の路面電車であったそうです。(福井新聞記事によれば,車両は1965年製造の2両編成(座席数計44)とのこと。1990年より土佐電鉄が所有し,10年ほど運行されたそうです。)
・シュトゥットガルト(wikipedia)
…交通の項目に,今回導入されるものと同じ車両の写真があります。
福鉄では今年3/31に新しい超低床車両1編成を導入する予定であり,2014~16年度にもそれぞれ1編成ずつ導入する予定です。ただし,2013年度には導入計画がないため,県が今回の車両購入により,福鉄および福武線への関心を高めたいとしています。(福武線の2011年度の利用者数は175万8千人であり,3年連続増加したものの目標を5万人下回っているとのこと。)
なお車両導入にあたっては福井県の予算(7,800万円)があてられており,土佐電鉄からの車両購入(200万円)と福鉄での導入に向けた改造(運転レバー,ブレーキ等の改修)を行うとのこと。導入後は路面区間(赤十字前~福井駅前~田原町)で土日に限り運行することが検討されています。
県としては「観光資源としてまちの魅力アップにもつなげたい」(中日新聞記事より)とのことであり,海外製の電車を福井のまちなかで走らせることで,福井や福鉄電車のイメージも変わりそうです。また,こうした観光列車は長続きしないと購入した意味がないため,車両を購入して走らせて終わり,ではなく,長く福井に定着させるための何らかの工夫(ビア電のようなイベントでの使用や,国際交流に関した催しとの関連など)が必要になると思います。
(2/28に投稿した記事を編集し,再掲載しました。)
新型車両への更新は、福井鉄道再建のスキームでは平成25年度では予定が無く、平成26~28年度に残り3両が順次更新されるようですが…その間隙を埋める、思いがけないサプライズでした。
ドイツ製だけに、福井鉄道のビア電として使用されるのでしょうかね?
今回の土佐電鉄の外国電車の購入は,福鉄再建計画のスケジュールになかったものですが,福鉄電車への関心を高める(ひいては利用者増加に弾みをつける)目的もあり,県が購入を決めたようですね。
福井新聞の記事によれば,導入後は土日限定・路面区間限定での運行が検討されているそうです(本記事にも追って記載しました)。
最初は単にまちなかを走らせるだけでも注目を集められそうですが,長続きさせることを考えると,何らかのイベントと連携させた車両の利用があると良いのではないかと思います。(たとえば「ビア電」というコメントがありますが,現在のビア電からアイデアをとって「ドイツ電車でドイツビールを」,というのもひとつのイベントとして考えられますね。国際交流関係との連携もしやすいのではないでしょうか。)