今年の桜は、暖冬の影響で例年よりも早い開花となった。場所によっては4月の中旬前に、葉桜に変わりつつある所も出てきているという。よって今年は、桜を見物するのもあとわずか、ということになる。
福井市内の桜の名所はいくつかあるが、今年は福井城と足羽川に足を運んだ。今回は福井城での写真から。
福井城では、昨年2006年に築城400年を迎えており、その記念事業の1つとして、福井城南側の石垣に階段と散策路が設けられた。これによって石垣上の桜を観賞できるようになったほか、周辺の景色を楽しめるようになっている。
散策路の桜
御本城橋(石垣上より)
御廊下橋
なお、御廊下橋はかつての屋根付き橋の形に復元する計画があり、この日は橋周辺での測量が行われていた。
城内の桜は大部分の花が散っているものもあったが、多くの花は残っており、十分に桜を観賞することができた。
福井城は、城内に県庁と県警本部の建物が入っているため、景観としては他の城と比べるとどうしてもマイナスになってしまうだろう。そのためだろうか、桜の咲き誇る中でも、もし福井城が元の姿に、最低限でも巽櫓が復元されていたら、ということを想像してしまった。この一方で、県庁施設を移転するという議論は何十年も前からたびたび出ている。景観のことを考えると、これだけの歴史遺跡が残っている中でこれを有効活用しない手はないと思う。かつての金沢城内からの金沢大学移転など、類似した例はいくつかあるが、今後そのような議論が出ることを期待したい。
(トップ写真は福井城内にある初代福井藩主・結城秀康公の像)
福井市内の桜の名所はいくつかあるが、今年は福井城と足羽川に足を運んだ。今回は福井城での写真から。
福井城では、昨年2006年に築城400年を迎えており、その記念事業の1つとして、福井城南側の石垣に階段と散策路が設けられた。これによって石垣上の桜を観賞できるようになったほか、周辺の景色を楽しめるようになっている。
散策路の桜
御本城橋(石垣上より)
御廊下橋
なお、御廊下橋はかつての屋根付き橋の形に復元する計画があり、この日は橋周辺での測量が行われていた。
城内の桜は大部分の花が散っているものもあったが、多くの花は残っており、十分に桜を観賞することができた。
福井城は、城内に県庁と県警本部の建物が入っているため、景観としては他の城と比べるとどうしてもマイナスになってしまうだろう。そのためだろうか、桜の咲き誇る中でも、もし福井城が元の姿に、最低限でも巽櫓が復元されていたら、ということを想像してしまった。この一方で、県庁施設を移転するという議論は何十年も前からたびたび出ている。景観のことを考えると、これだけの歴史遺跡が残っている中でこれを有効活用しない手はないと思う。かつての金沢城内からの金沢大学移転など、類似した例はいくつかあるが、今後そのような議論が出ることを期待したい。
(トップ写真は福井城内にある初代福井藩主・結城秀康公の像)
今日は丸岡祭りということもあって大変混雑
していました。
福井城の復元計画は知っていましたが
かなり反対意見が多いように聞いております。
この計画が実施されれば足並みが増え、観光客数増加
を見込めると勝手に思っております。
先日、足羽川へ足を運んだ時には満開でしたが
桜の見ごろの時期が大変短いことを改めて
感じさせられました。
記事中の御廊下橋については、平成20年2月まで、復元費用の募金を募集する「ワンコインサポーター運動」などが行われており、今後復元される予定になっています。
一方、巽櫓など、福井城内の建物については、その費用が数十億に上ることなどから、実現は厳しいものになっているようです。その他、県庁舎などの移転が不可避であり、これには移転地の選定と土地調査・買収、庁舎建設などのプロセスを経る必要がでてきます。当然、相当の費用が必要であるため、これまで何度も議題になりながら、立ち消えになっているのでしょう。特に今現在は、新幹線問題や福井駅周辺整備もあるため、時間上、予算上余裕がないということも考えられます。