T.Shimada's Diary

日々の話題、過去の話題から。

安倍首相 突然の辞任

2007年09月12日 23時57分20秒 | 時事・日記
 今日の午前中、突然安倍首相が辞任を表明。自分がこのニュースを知ったのは帰宅してからの事であり、あまりにも突然のことに驚いた。

 辞任の理由としては、首相自身の健康上の理由、民主党・小沢代表との会談が実現しなかったなど政権運営が非常に厳しい状況にあるため、などと言われていた。何よりも、先の参議院議員選挙の惨敗や、相次ぐ閣僚の「政治とカネ」の問題に絡むスキャンダルが、首相の求心力の低下を招いたこととなる。

 しかし、首相辞任のタイミングとしては、APEC出席や自らの所信表明演説を行ったあとだけに、どうも悪い感じがしてならない。

 臨時国会においては、テロ特措法改正による自衛隊のインド洋給油活動の継続が焦点となっている。それ以外にも、年金問題、都市部と地方の経済格差の是正、教育問題など数々の諸問題が山積している中、新たな首相選出が急がれる。自民党では来週までに総裁選を行い、新総裁を選出、新首相として指名する予定となっている。

 約1年の短命で終わることとなった安倍内閣。内憂外患ともいえるほどに多くの問題が出たことも事実だが、政治家ではその若さゆえに、ベテランに押されてしまったように思える。首相に近い若手でおさえた初期の内閣は「お友達内閣」と揶揄されることもあり、その後も政治での経験不足が指摘されるような場面が多々あった。若いことは経験を積んでいないなりに大胆な発想、行動力がある一方、経験が浅いために大事な局面で失敗するなどの事もある。安倍首相もまだやりたいことはあったと思うが、経験不足が目立っただけに、もう何年か後に首相になっていたらまた結果が違っていたかもしれない。

 以上、覚え書き程度に。


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