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昨年に小型電車を導入し、利用客増加に向けて努力してきた福井鉄道の鉄道部門。しかし、経営改善の努力も空しく、来年度以降の運行停止という危機的状況が差し迫っている。
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(時限性があるため、リンクなしのURLで表示)
福井新聞
「福鉄福武線 自主再建は困難 県などに本格支援要請へ」
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news2/article.php?storyid=1729
「官民で経営再建協議を 福鉄福武線」
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news2/article.php?storyid=1735
福井放送「福井鉄道再生へ 近く申し入れ」
http://www2.fbc.jp/news/20070907_03.htm
福井テレビ「福鉄が福武線の抜本支援要請を正式発表」
http://www.fukui-tv.co.jp/cgi-bin/news/user/newsdetail1.cgi#20070907-02505
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詳細は各報道を参照してもらいたい。以下は要点のみ。
昨年末の時点で、福井鉄道は経営難のために電車福武線の線路・電路の維持修繕費と設備投資の全額助成を県と沿線3市に要望していた。この時は、あくまで単独での改善努力で、とのことで福井鉄道および筆頭株主の名古屋鉄道、債権者の金融機関と経営再建のための協議が行われていたという。
しかし、単独での経営再建は困難と判断。近く、福井県と福井市・鯖江市・越前市の沿線3市に支援を要請することとなったという。今後は、県と沿線3市、および名古屋鉄道、金融機関などにより協議を行うという。
なお福井鉄道では昨年11月の時点で、2006年度決算時点での累積債務が約22億円、借入金総額が約31億円、金利負担が約9000万円あるという。また乗客数は1964年に最高約971万人となったものの、車社会の到来、近年の少子化などの影響もあり減少し、昨年度は約162万人であったという。福井鉄道では年間約200万人の利用があれば存続可能としているが、実現するにはかなりハードルが高く、ほぼ不可能であるそう。
福井鉄道では、経営の合理化のため、これまでにも様々な努力がなされてきた。電車事業では駅の無人化や電車のワンマン運転があるが、他にも社員の7年間基本給据え置きや早期退職などの人件費面での対策もとっていたそう。路線バス事業も、赤字路線の廃止や整理がなされており、最近では電車と並行するバス福武線、鯖浦線南ルートなどが廃止となっている。また不動産の売却など、単独で考えられる事は行ってきたそう。
利用客が全くいないわけでなく、減ったといえ通学・通勤の利用がまだ多くある福鉄電車。高齢化社会の進行に伴い、公共交通のあり方が見直されている今、会社も簡単には廃線にできないのも確か。今後の県と沿線自治体などとの協議にもよるが、地域の電車がどのようになるか、残されるかが注目される。
(写真:福井鉄道田原町駅 2007.5)
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(時限性があるため、リンクなしのURLで表示)
福井新聞
「福鉄福武線 自主再建は困難 県などに本格支援要請へ」
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news2/article.php?storyid=1729
「官民で経営再建協議を 福鉄福武線」
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news2/article.php?storyid=1735
福井放送「福井鉄道再生へ 近く申し入れ」
http://www2.fbc.jp/news/20070907_03.htm
福井テレビ「福鉄が福武線の抜本支援要請を正式発表」
http://www.fukui-tv.co.jp/cgi-bin/news/user/newsdetail1.cgi#20070907-02505
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詳細は各報道を参照してもらいたい。以下は要点のみ。
昨年末の時点で、福井鉄道は経営難のために電車福武線の線路・電路の維持修繕費と設備投資の全額助成を県と沿線3市に要望していた。この時は、あくまで単独での改善努力で、とのことで福井鉄道および筆頭株主の名古屋鉄道、債権者の金融機関と経営再建のための協議が行われていたという。
しかし、単独での経営再建は困難と判断。近く、福井県と福井市・鯖江市・越前市の沿線3市に支援を要請することとなったという。今後は、県と沿線3市、および名古屋鉄道、金融機関などにより協議を行うという。
なお福井鉄道では昨年11月の時点で、2006年度決算時点での累積債務が約22億円、借入金総額が約31億円、金利負担が約9000万円あるという。また乗客数は1964年に最高約971万人となったものの、車社会の到来、近年の少子化などの影響もあり減少し、昨年度は約162万人であったという。福井鉄道では年間約200万人の利用があれば存続可能としているが、実現するにはかなりハードルが高く、ほぼ不可能であるそう。
福井鉄道では、経営の合理化のため、これまでにも様々な努力がなされてきた。電車事業では駅の無人化や電車のワンマン運転があるが、他にも社員の7年間基本給据え置きや早期退職などの人件費面での対策もとっていたそう。路線バス事業も、赤字路線の廃止や整理がなされており、最近では電車と並行するバス福武線、鯖浦線南ルートなどが廃止となっている。また不動産の売却など、単独で考えられる事は行ってきたそう。
利用客が全くいないわけでなく、減ったといえ通学・通勤の利用がまだ多くある福鉄電車。高齢化社会の進行に伴い、公共交通のあり方が見直されている今、会社も簡単には廃線にできないのも確か。今後の県と沿線自治体などとの協議にもよるが、地域の電車がどのようになるか、残されるかが注目される。
(写真:福井鉄道田原町駅 2007.5)