T.Shimada's Diary

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ロンドン滞在記(36) - 安堵

2009年01月31日 22時46分01秒 | 出張・旅行
 16:07ごろ、新大阪駅で特急はるかを降りた。ここからは、北陸方面に向かう特急雷鳥に乗り換えることとなっていた。福井まではまだ遠いが、ここまで来ればあと少し、と気持ちが自然に高ぶった。


 新大阪駅に到着する新快速。関西圏を代表する電車であり、近年では敦賀までの運行も開始された。



 そして、特急雷鳥33号が到着。北陸へ向かう特急電車としては馴染み深いが、それだけに、福井への帰りがまもなくであることを強く感じさせる。

 車内に入り、指定の座席へ。ハードケースは行きのときと同じく、客室の一番後ろに置かせてもらった。

 16:16ごろ、新大阪駅を出発。特急はるかより乗客数は多いが、車内は空いていた。と、出発してまもなく車内放送が。この日はあいにく、強風のため、湖西線周りで運行できないとのことであった。米原経由となるため、敦賀以降の到着時刻は約30分遅れるとのこと。帰国して突然、このような出来事に遭遇するとは思っていなかったが、送り迎えに支障が出るので、家族にメールで連絡した。

 敦賀駅を過ぎ、直流から交流への電源切り替え。古い電車である雷鳥では馴染みの光景であるが、これを見ると、福井に帰ってきた、と感じる。

 武生駅を出発すると、鯖江駅までは3分ほど。日野川の鉄橋を越えたところで、荷物をまとめ、近い扉に向かった。すでに辺りは暗くなっていたが、窓からはサンドームなど、見慣れた風景が広がる。


 18:30ごろ、予定より30分近く遅れて鯖江駅に到着。家族がすでに迎えに来ており、渡航の話もそこそこに、その日はそのまま家に帰宅した。


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 今回の滞在は、初の海外渡航ということもあり、まさに新たな体験の連続であった。国際会議については、一昨年に東京で経験していたが、海外での発表となると、どこか勝手が違った。発表の改善・向上も必要だが、それ以上に、発音など英語自体のさらなる熟練が必要だろう。

 一方、イギリス・ロンドンでは様々な歴史史跡・文化施設を訪れることができ、本で知っていた事以上の物事を見聞し、体感できた。またいくつかトラブルはあったが、ある程度の英語力があれば、買い物での店員とのやりとりなど、簡単な会話がやりとりでき、実にフレンドリーな人柄に触れることができた。

 海外渡航に関しての抵抗はまだある。が、以前に比べればその拒否感は小さくなったと感じる。「百聞は一見にしかず」と言うが、実際に経験することが、何よりも自らにとっての大きな成果になることを、強く感じた。



(終わり)

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