東京都の青少年の健全な育成に関する条例って？

東京都には
「青少年の健全な育成に関する条例」
というものが存在する。
この条例の改正案が、
先月の都議会で提出されたようです。

改正案では、
セックス描写の対象を定義し
その描写の規制をさらに強化するというものらしい。

つまりは、
マンガやアニメ、
ゲームなどに出てくる１８歳未満の
平面なキャラクターを
なんと
「非実在青少年」
なる変てこなネーミングで定義して
それらを徹底排除しようとしている条例改正案なのです。

この条例の怖いところは
東京都の条例ということなのです。

出版社が東京に集中しているため
そこで作成し発売できないとなると
全国に影響が出ることが想定されるためです。

性描写って
どこからどこまでかとか
いろいろ議論があるみたいですが
若者が「チュー」しているシーンもダメになるとの見解が・・・。

少女マンガって結構キスシーン多いし
青年向け漫画って
おっぱい揉んだり
いろいろ性的描写があるでしょ・・・。

１８歳未満に見えるキャラクターがすべて対象になって
「東京都青少年健全育成審議会」なる
カタブツ集団が審議し認定するらしい。

議会の提案理由説明では
青少年の性に関する判断能力に悪影響を
与えるため排除するとしています。

写真だけでなく、絵まで規制って何なんでしょう？

世の大人たちは高校出るまで
人を箱に入れて、飼殺しにしたいみたいに思える。

個人差はあれ
普通１５歳くらいまでには
異性に関心を持ち、
性に目覚め、
恋をし
体のぬくもりを求め
性交渉まで行きたくなるもの。

それを抑えて
１８歳まで禁欲で行けって言うわけですか・・・。

強烈なエロマンガは規制すればいい。
それはわかります。

本物のセックスは
個人差があり
エロ漫画の通りには気持ちよくならないから・・・。

こういう世の中の流れを見ていて
私は、規制規制というよりは
その反対で、
もっと性に対して
おおっ広げに
教育して解放の方角に
行くべきだと思います。

何故なら、
親世代が恥ずかしがって
子供に対する性教育を
放棄してしないと思うからです。

だから、
大人になっても間違った見解や
性に対してカタブツ大人がいっぱいいるように
思えてならないからです。

「愛」の先には性交渉があって
人は性交渉を種族保存だけでなく
快楽のために行うこともあるということを
若いころから認識させるべきだと思います。

若い人間は
エネルギーに満ち溢れ
性的エネルギーも並大抵ではないくらい大きい。
そのエネルギーの行き先が
教育から来る
愛の形とその理性を叩きこみ
形として教えないと
興味本位や一部の変な妄想小説、
クチコミ伝達による間違った情報が
若者を支配し
隠れていろいろな行為をするようになるのは
目に見えている。

規制を掛けて
蓋をするのではない事柄と思います。

男女間の愛の形は
当事者が決めればいいことであって
その入り口は
未成年とはいえ十分体は大人であり社会の一員であることを
考慮するならば

陰茎を膣に挿入するとか
難しいことをいってないで
「エロ漫画と
　実際の人間は違います。
　個人差がとても大きく
　胸を揉んでも気持ち良くない人もいます。
　おちんちんも個人差があって
　大っきくなる人もいれば
　ちっこい人もいます。」
「エッチするときはゴム付けること」
「優しく愛撫すること、
　汚い手で触らない。」
「女性も積極的に参加して痛いことは我慢しないこと」
「病気感染や妊娠という責任が伴う行為であること
　すべて今の生活を変えてしまうぐらい
　大きな責任があるということを忘れないで」
「興味本位だけではなく
　お互いに話し合うことも重要です。」
「キスはとても大事な愛の確認行為
　おろそかにしないでください」
そう教えればいい。
　
本当は親がもっと
しっかりしていれば
なお良い。

で　話が逸れましたが・・・・
その後
条例案はどうなったかわかりませんが
出版業界がこの不景気の中
こんな条例が出来て
作成に支障が出るようになれば
ますます出版業界が下火になっていくような気がします。

去年だったか
学生時代からの愛読雑誌エルマガジンが休刊になり
また、「関西（関東）１週間」も６月で休刊になります。
そんな雑誌不況の中
またなんで行政はこんなことをするのか
意味がわかりません。

教訓
「臭いものに蓋をすれば
　臭いニオイからは解放される。
　しかし、
　中では知らないうちにダイオキシンが発生している。」

。。。。。