日本の花・花を詠んだ句

日本に咲いている四季の花・花を詠んだ句を紹介します♪

ある日ふと 沈丁の香の 庭となる

2024年03月02日 | 春の花


3月になりました。
昨日は風もおさまって暖かかったのですが、今日はとても寒い一日でした。
寒暖の差が大きい時季ですので、体調に気をつけてお過ごしくださいね♡

小庭では、可愛らしい沈丁花(じんちょうげ)が見頃を迎えています。
小さな苗から育てて5年目になります。
ふんわりやさしい香りに癒されております♡

「ある日ふと 沈丁の香の 庭となる」

大正時代から平成時代に活躍された女流俳人「今井 つる女(いまい つるじょ)」が詠んだ句です。

◎沈丁の香→沈丁花(じんちょうげ)の花の香り・春の季語

沈丁花が咲く時季は、春の嵐の到来で雨の日も多いですね。
手毬(てまり)のように咲く花は、雨風にさらされながら少しずつ咲きそろって・・・
そして、ふんわりやさしい香りを漂わせます。

春のやさしい香りに誘われて・・・
冬の間ずっと休眠していた小庭の草花たちが芽吹きはじめます。
芍薬(しゃくやく)、文目(あやめ)、紫陽花(あじさい)、クレマチス・・・
草花たちも本格的な春の訪れを心待ちにしているようです♡

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