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詩と物語を紡ぎます

カワヅザクラちゃん

2020-02-17 23:00:00 | daily tsukasa
 魔窟から徒歩約一分三十秒のところでブロック塀から身を乗り出し、まだ淡い春の気分をにこにこ眺めている『カワヅザクラ』ちゃんがいた!

 では、お近付きの記念に、一枚、パチリっ。



 ……おっと。逆光ぎみでしたね、失礼。もう一枚、パチリっ。



 はい、さっきより可愛く撮れました。



はなびら

2020-02-17 22:55:00 | poem
 明け方まで、
 しずしずと、
 しとしとと、
 断続して、
 鬱蒼と、

 覆って、いた、

 雨の、(あめ、の)
 匂いの、(におい、の)
 隙間から、(すきま、から)

 響いて、くる、

 人懐こい、
 dimpleと、hummingと、

 朝の、雲の、切れ間の、
 青空へ、どこまでも、

 高く、
 高く、高く、
 どこまでも、

 ひかりと、春を、呼ぶ、
 どこまでも。


written
2020/02/16,17
revised
2020/02/20

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
2020/02/17に公開いたしました、
詩『はなびら』ですが、
想像した「かたち」と、
違っておりましたので、
推敲し直してみました。

よろしくお願い申し上げます。

2020/02/20
朝比奈 典 拝
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=


『はなびら』
2020/02/17公開Version


     明け方迄

しずしずと
         しとしとと

断続して、鬱蒼と、覆っていた
雨の   あめ、の  匂いの

すきま   すきま   すきま

         隙間 から
響いて くる
     人懐こい


dimple   と   humming


 が

  朝の 雲の 切れ間の
青空へ どこまでも   高く
     高  く
高            く



ひかり と  春を  呼 ぶ



written
2020/02/16〜02/17

My funny Valentine

2020-02-14 10:45:00 | daily tsukasa
 その頃、Gokuraku Johdo、では……。


yukari:ふふつ、つかささんは、よろこんでいるでしようか? くつくつ。
amida:♪まーい、ふぁにー、ばれんたいーん♬
yukari:ををつ、あみださん。
amida:ををっ、ゆかりちゃん。
yukari:あどばいす、どうもでした。
amida:なんのなんの、じゃあ例のブツを?
yukari:はいつ。
amida:うんうん、チョコなんて以ての外や、男の子はな、みんな『みそ汁』が好っきゃねん。
yukari:みそしるで いぶくろ つかみ はなすなよ いのち みじかし こいせよ おとめ、、、ですねつ。
amida:せやせや、ほほほっ。
yukari:あはははは。
amida:よしよし、ほなまたな。♪まーい、ふぁにー、ばれんたいーん♬
yukari:てきーら♫

バレンタインデー

2020-02-14 09:00:00 | daily tsukasa
 朝目覚めると、枕元にこんなものが置いてあった。


owl:いかがなさいました?
tsukasa:……枕元にこんなものが。ゆかりちゃんから、らしいのですが。
owl:そうですな、ふむふむ、バレンタインの贈り物ですな。
tsukasa:なにゆえ、『みそ汁』なんでしょう?
owl:は? はて……? さぼてんの精は謎のかたまり、ですからな、ほうほう。
tsukasa:……しかも、わかめ、じる……。
owl:……わかめ、じる、……。

春の調べ

2020-02-13 18:50:00 | poem
   1.不機嫌な朝

 ひんやりと湿っている大気の底で目を覚ましてしまったのが運のつきだ。
 頭が霞むのは990ヘクトパスカルを切った南岸低気圧が沿岸部を舐めている反作用の生臭い風のせいだ。
 ぼたりっぼたりっと大粒の雨まで落ちてくる。ぼたりっぼたりっ。前頭葉にエコーする雨音も低気圧がのたりのたりと舐めている反作用の不安定な『大気』乃ち僕が目覚めた底がひんやりと湿っているからに違いない。

 ヘクトパスカル?
 Correct?
 ヘクトパスカル、ヘクトパスカル!
 Correct?

 じわりじわりっと首を締めるような責任転嫁が蔓延した季節の変わり目。将来はアナウンサー志望なのに醜聞に巻き込まれたお天気お姉さんの爽やかな声。

 爽やかな?
 ヘクトパスカル!
 Correct?
 Correct?

 Negative!
 反吐が出そうに、Negative!





   2.午後

 orchestraは、consertmasterの下、調律を済ませていた。

 我々は未完成で、故に試行錯誤を繰り返し、進化していく。

 日光が、遍く、the third eyeに、neuronに、neurogliaに、熱量を降り注ぐ。

 あとは、同期するだけだ。週末まで待つ必要はない。三寒四温は世の常だ。

 C'est la vie!