去年の秋ごろから友達から借りたビデオで見ていたのですが、やっと最終回にたどり着きました(^▽^;)
冬ソナタで有名なユン・ソクホ監督による四季シリーズの第3弾。ちなみに、第1弾が『秋の童話』、第2弾が『冬のソナタ』、第4弾が『春のワルツ』(今春、韓国で放送予定)だそうです。
この『夏の香り』は、いつもおじゃましている韓ドラサイトでは、どのサイトでも「冬ソナほどはまれなかった…」とあったけど、わたし的には冬ソナよりもハマリました。
<あらすじ>
幼い頃から心臓が弱かったヘウォン(ソン・イェジン)は、心臓移植によって健康な体を手に入れていた。ある日、山登りに出かけたヘウォンは道に迷ったあげく足を怪我してしまう。そんなところを助けてくれた青年・ミヌ(ソン・スンホン)に、ヘウォンは激しい胸の高鳴りを覚える。一方ミヌは、ヘウォンに亡き恋人・ウネの面影を重ねる。翌朝、無事に下山した二人は、互いに惹かれ合うものを感じつつも名前を告げずに別れてしまう。
数日後、恋人・チョンジェが手がけるリゾート再開発計画にフラワーコーディネーターとして参加することになったヘウォンは、設計担当のミヌを紹介される。ミヌは、チョンジェの妹でヘウォンの親友でもあるチョンアが思いを寄せる相手でもあった。
次第に愛し合うようになったミヌとヘウォンは、周囲の反対を押し切って結婚しようとする。しかし、亡き恋人・ウネの心臓を移植した相手がヘウォンであったことを知ったミヌは、結婚式に姿を現さなかった。そしてヘウォンもその事実を知り、結局二人は別れを選ぶ。
ミヌはイタリアへ留学することを決心。ヘウォンはチョンジェとの結婚を選んだが、結婚式会場の近くでミヌの姿を目にし、追いかけようとして倒れてしまう。度重なる心労などがたたり心臓が極端に弱ってしまったヘウォンは再手術を進められるが、失敗する確率が高いため手術をしないと言い張る。しかし、ミヌの説得で再手術を決心したヘウォンは、それと引き替えにミヌにイタリアへ行くように告げる。そして、イタリアに渡ったミヌの元に、チョンジェからヘウォンが亡くなったとの知らせが…
お互いに好きなのに、それは移植されたウネの心臓が二人を引き寄せただけで、本当に心から愛してる訳ではないんじゃないかと恐れて別れてしまう二人が切なくて・・・そんなこと気にせずに突き進んだらいいのに、チョンジェとチョンアの兄妹による二人を引き離す作戦も効を奏して、結局二人は別れてしまうんだよね(T_T)
でも、二人の出会いから愛し合うようになるまでもそうだったけど、別れてからも度々あちこちで出会ってしまう二人。まさに運命としか言いようのない二人。
ヘウォンが亡くなったという知らせに「うそー(゜▽゜;)」とボー然となってしまった私ですが、それは本当に嘘でした。
良かったよ~! 。゜。゜(>_<)゜。゜。
実は、ヘウォンはアメリカで心臓の再移植を受け、再び健康を取り戻していたんだけど、ミヌに再会して胸がときめかなかったらあの愛は真実ではなかったことになるのを恐れて、チョンジェに頼んでミヌに嘘を知らせていたのです。もう、そんな小細工しないで素直にミヌの胸に飛び込んでいったらいいのに!
3年後、仕事で久しぶりに帰国したミヌと再会したチョンジェは、ヘウォンにミヌに会うように勧めるけど、ヘウォンはまた別の胸のときめく人と出会うのを待つと言ってミヌに会おうとしない。このセリフで、ヘウォンとチョンジェがもうなんでもない仲なんだと知って胸をなで下ろしたよ。仲良く肩を並べて歩くシーンがあったので、てっきり結婚してしまったかと一瞬思っちゃった。あー、良かった良かった。チョンジェがヘウォンを心から愛しているのはよ~っくわかったけど、こんなしつこい男、私はゴメンこうむります。冬ソナでいうと、サンヒョクのようなヤツです。(サンヒョクとチョンジェのファンの人、ごめんなさ~い)
でも、雨の日に傘をさして歩く人混みの中で胸のときめきを感じたヘウォンが振り返ると、そこにはミヌが・・・やっぱ二人の出会いは運命だったんだよね。そしてエンドロール。その後の二人の様子は描かれなかったけど、きっと二人は幸せになれるんだろうな。
この作品に惹きつけられたのは、ソン・スンホンとソン・イェジンの演技と美形なところも大きいけど、韓国の風景の美しさも大きいな。全体で見ると登場する割合は低かったけど、ウネのふるさとの茶畑や木立の風景がとてもキレイでした。あと、テーマ曲のシューベルトの「セレナーデ」の効果も大きい!!! 今度サントラをレンタルしてこよ~っと!