2010 No.14 7/3~7/4
作者:奥田英朗(集英社文庫)
評価・・・★★★★★ 5.0
大好きな奥田さんの文庫最新刊。短編集です。
いろんな家族が出てきて、クスリと笑わせられたり、ちょっとジーンとしたり、とてもおもしろかったです。
『ここが青山(せいざん)』の夫婦は理想的な関係でした。
『家においでよ』では、奥さんに逃げられたのに、奥さんに遠慮してできなかった“部屋を自分の趣味に合わせたレイアウトにする”を実行するうちに、いつしか自分だけでなく、男友達達にとってもオアシスになっていく、というところがすごくおもしろかった。自分の部屋を見直して、模様替えしたくなってしまいました
『妻と玄米御飯』では、ロハスにはまってしまった妻に戸惑う作家の夫が描かれていますが、この作家が描いた同じタイトルの作品が読みたくてたまらない 私も、しばらく前にロハスが流行っているとき「なんじゃそりゃ?」とついて行けなかった一人なので、共感する点がありました。なんにせよ、自分の価値観を人に押しつけるのは良くないです。
巻末の、益田ミリさんによる『鑑賞』もおもしろかったです。文庫に解説は付きもので、いつも一応読みますが、なかなかおもしろいものがないので、これは良かったです。
作者:奥田英朗(集英社文庫)
評価・・・★★★★★ 5.0
大好きな奥田さんの文庫最新刊。短編集です。
いろんな家族が出てきて、クスリと笑わせられたり、ちょっとジーンとしたり、とてもおもしろかったです。
『ここが青山(せいざん)』の夫婦は理想的な関係でした。
『家においでよ』では、奥さんに逃げられたのに、奥さんに遠慮してできなかった“部屋を自分の趣味に合わせたレイアウトにする”を実行するうちに、いつしか自分だけでなく、男友達達にとってもオアシスになっていく、というところがすごくおもしろかった。自分の部屋を見直して、模様替えしたくなってしまいました
『妻と玄米御飯』では、ロハスにはまってしまった妻に戸惑う作家の夫が描かれていますが、この作家が描いた同じタイトルの作品が読みたくてたまらない 私も、しばらく前にロハスが流行っているとき「なんじゃそりゃ?」とついて行けなかった一人なので、共感する点がありました。なんにせよ、自分の価値観を人に押しつけるのは良くないです。
巻末の、益田ミリさんによる『鑑賞』もおもしろかったです。文庫に解説は付きもので、いつも一応読みますが、なかなかおもしろいものがないので、これは良かったです。