13巻のラストの奈々のモノローグから、てっきりこの14巻でいよいよ奈々とナナが離れ離れになってしまう原因となった‘何らかの事件’(?)が起こるかと思っていたら・・・ハズレでした。けれど、着実に何かが起こりそうな雰囲気になってきてる。いつストーリーはクライマックスを迎えるんだろう。早く終わってほしい訳じゃないけど、二人のNANAが会えなくなった理由がわからないままじゃ、続きが気になって仕方がないよ~(>_<)
最初、この作品は二人のNANAの恋を描いた読み切り作品だったのが連載化されたのだけど、まさかここまでの作品になろうとは・・・恋に生きる奈々と夢を追いかけるナナの‘恋と友情と夢を描いたラブ&サクセスストーリー’だと思ってたのが、かなり人間の複雑さを描いた深い作品になってきていて、いつのまにか矢沢あいの作品の中で私が一番だと思ってた『天使なんかじゃない』を上回るくらいの作品になってきた。
映画化に続いて、TVアニメ化されることが決定し、来年の春から日本テレビ系で放送予定とのこと。ストーリーの雰囲気や絵柄とかは原作に忠実であってほしいな。
TVアニメ化された矢沢あい作品の中で最近のものでは『Paradise Kiss』がある。かなり原作に忠実な感じだけど、ただ崩したときの絵が(ギャグっぽいシーンのときの絵)が原作と違うから、ちょっと違和感を感じてしまうんだよね。でもこれはマンガ独特の表現だから、マンガのときは自然に受け入れられても、アニメという動画で見ると違和感を感じてしまう、というのもあると思うんだけど。
あと、声優はできるだけプロの声優でやってほしいと思う。ちなみに『Paradise Kiss』の主人公の紫(ゆかり。別名キャロライン)はモデル&女優の山田優が声をあててるんだけど、まぁそこそこ上手く出来てると思う。でも、それは紫が基本的に冷めた性格のキャラだから、あまり感情がこもってなさそうな話し方でもあうからなんだと思う。
その点、二人のNANAは難しいと思う。奈々はしょっちゅうワーキャー騒ぐキャラだから、上手い人がしないと、ホントにうるさくてたまらんキャラになってしまって、チャンネル変えたくなってしまうと思うから。ナナのほうは、強い部分と精神的なもろさを抱える繊細な部分を上手く表現してほしいし。
最近、芸能人が話題の海外ドラマ・映画・アニメで声優を務めることが多いけど、私はプロの声優さんが出てる方が安心して見られる。みんなそれなりにこなしてるようだけど、やっぱりプロの声優さんの方が感情表現が豊かだと思う。泣けるシーンや、深刻なシーンなどでは、芸能人が声をあててる場合は声がフワフワ浮ついてるように感じてしまって、ストーリーに集中できないことが多いから。
スマさん達もアニメ映画などで声の出演をしてますが、これは別格。(甘い?)
そうだ!!! 今度、新しい韓国ドラマを放送することがあったら、ぜひ剛くんに吹き替えをしてもらいたいな!