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『武士の一分』

2007-02-12 16:37:29 | 映画

映画館にて鑑賞。



評価・・・★★★★★ 5.0
 


噂どおり、素晴らしい作品でした。
木村拓哉くんの演技も良かったです。
今までの作品とは全然イメージの違う雰囲気で、特に盲目になってからの演技が良かった。
見えなくなった大きな瞳に滲む哀しみの色に心を突かれました。
殺陣のシーンも良かったです。
木村くんの刀の使い方や身のこなしは、さすが剣道歴が長かったこともあって、安心して見られました。
木村くんの格好良さを過剰に利用しない演出も良かったです。
最大の見せ場である板東三津五郎さんとの対決シーンでは、普通の撮り方なら木村くんのアップを多用すると思うのですが、むしろアップを控えめにしカメラを引きぎみにすることで、木村くんの刀さばきの良さを際立たせ、息詰まる戦いを見事に表現していたように思いました。

夫婦愛も感動的で良かったです。
妻を追い出したときは、どちらかというと男として面子をつぶされたという怒りがまさっていたと思うのですが、妻が騙されていただけだったと知ったときの怒りのシーンでは、可哀相な妻への押さえきれない愛情がよく表現されていて良かったです。
中間(ちゅうげん)役の笹野さんとのシーンでは、暗くなりがちな物語に笑いをもたらしてくれました。
ラストのシーンでは、すすり泣きが館内のあちこちから聞こえてきました。
私も鼻をすすって涙していた人のうちの一人です。

      『武士の一分』のホームページはコチラ



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