今年カナダは建国150周年を迎えました。カナダは多様な民族や文化の共生をめざす多文化主義の国として有名です。カナダの先住民たちは長い間多様で豊かな文化を形成してきましたが、特に16世紀ごろから今日までヨーロッパ人との接触などで大きな社会変化を経験し影響を受けてきました。彼らは独自の文化を継承するとともに、新たな文化を創り出しています。カナダ先住民文化は、自然環境の違いに対応させて北西海岸地域、大平原地域、東部森林地域、亜極北地域、極北地域の5つに分かれています。
今日は極北地域、北西海岸地域を講義で学んだあと、「カナダ先住民の文化の力」の展示を見学しました。展示物を見て仮面や生活風景の彫刻に緻密さ、絵画などのデザインのすばらしさに圧倒されました。先住民の1人が平塚運一(棟方志功の師)の教えを得るため日本に来で勉強したそうで、日本画の影響を強く受けた作品もありました。
☝今回のカナダの文化を担当してくださる岸上伸啓教授(左上)、国立民族学博物館全景(左下)、「カナダ先住民の文化の力」(右)の案内です。
☝「ラッコ」の図柄です。家紋的な使い方をしています。 ☝版画「ポトラッチに行く」ヴィッカーズ氏1984年作(ツィムシアン族)
☝版画「海の王国」ハントジュニア氏1981年作(クワクワカワクゥ族) ☝版画「高けり」ナノガク氏1984年作(イヌイット族)
☝岸上教授に質問をするYoさんなど、会場風景です。
☝彫刻「家事をする女」イカルク氏1991年作(イヌイット族) ☝彫刻「シロクマ」 写真と共に展示されていました。
カナダ先住民文化は 北西海岸地域、大平原地域、東部森林地域、亜極北地域、極北地域の5つに分けています。
☝帰りは万博公園の西口へ向かいました。 ☝公園への来訪者がチラホラでした。
☝阪急・山田駅がもうすぐです。