50のひとり言~「りぷる」から~

言葉の刺激が欲しい方へ。亡き父が書きためた「りぷる」(さざ波)を中心に公開します。きっと日常とは違った世界へ。

その二つが接近する時に、夏子は?

2016-01-22 20:08:21 | 小説
その二つが接近する時に、夏子は? と心配がつきない。たとえば身近に感じていたはずのぼくを、夏子は、急に立ち現われた中山理恵と有名人といたぼくに腹立たしくなった。腹立ちは夏子の場合、急激に嫉妬となっただろう。嫉妬はついに、狂気となったと何かで読んだことがある。

(「おしのび」つづく)