サイケデリック・ペンタトニック!?

カリメロレコード(架空)の店主の何でもござれの日々の音楽コラム

曽我部恵一のライブ会場限定のDVD「五月の濡れた塔」

2007年08月10日 09時06分25秒 | 邦楽
各方面で最高傑作との評価も高い「LOVE CITY」から、
早くも夏を感じさせる新作「blue」を発表した曽我部恵一の新作ツアーである
曽我部恵一BAND SUMMER TOUR 2007「センチメンタルな夏」の
初日8月6日(月)の渋谷クラブ・クアトロに行ってきました!

お客さんも大入りで、内容もよく満足でしたが、
セットリストは、http://d.hatena.ne.jp/live-sokabe/にアップさせるのを待つとして、
今回はライブ会場&ネット限定のDVD「五月の濡れた塔」について書こうと思います!

オフィシャルHPの説明
⇒2007年5月5日、曽我部恵一BAND「ラブシティツアー」@心斎橋クラブクアトロにおけるライブDVD。MCやロックンロールが最高に輝く瞬間はもちろん、失敗・スベリ等もノーカット完全収録の青春ロック映画。
全31曲・3時間半、特典映像・フォトギャラリー付き。

曲目
・恋人たちのロック
・さよなら!街の恋人たち
・有名になりたい
・ジュークボックス・ブルース
・ハルコROCK
・3つの部屋
・海の向こうで
・ねむれないあの娘のために
・セブンティーン
・スウィング時代
・吉祥寺
・シルバー・スター
・ここで逢いましょう
・土曜の夜に
・スロウライダー
・トーキョー・ストーリー
・今日を生きよう
・幻の季節
・カーニバルの灯
・浜辺
・ラブ・セレナーデ
・Fire Engine
・テレフォン・ラブ
・どこかでだれかが
・魔法
・あたらしいうた
・シモーヌ
・きみの愛だけがぼくのハートをこわす
・瞬間と永遠
・青春狂走曲
・STARS
・LOVE SICK

このライブ直後からファンの間では話題になっていた伝説のライブが映像化!
このセットリストを見ていただいて分かる通り、長い!
そして良い曲いっぱいやってます。このライブを生で見れた人はうらやましいです。正直このDVDよりは、8/6のライブは良くなかったです・・・(それでも勿論良いは良かったんですが)。

通常のバンド編成、アコースティックセット、そしてホーンとキーボードを加えた編成で、サニーデイ時代からのオールタイムベストな選曲で素晴らしい内容です。
何が良いかって、お客さんも曽我部さんも演奏する側も含め、みんなが本当に幸せそうにしている所が良いんですよね。こないだの観にいったライブにも言える事ですが、こんなにも一体感あふれる幸せな空間を作り出せる曽我部さん、好きっす!

そして特筆すべきはその画質!綺麗でいて生々しいんです。音も良い!
これはサニーデイ時代のVHS2本、そして「無政府主義的恋愛」「NAKED SONGS」といった今までの映像作品を軽く越える画質の良さ!内容も良いですし。これがライブ会場&ネット限定とは、なんて太っ腹な!

もう一つ。DVDのラベルに「ニール・ヤング様へ 見て下さい。」と書かれてるんですが、正にニール・ヤング&クレイジー・ホース並みのライブ映像か?!ともいえる映像作品ですが、「ここで逢いましょう」の同じコード進行でずっとソロを弾きまくる長い演奏は、あきらかにニール・ヤングの「DOWN BY THE RIVER」を意識してます!両方知っているファンは思わずニヤリです。ここら辺もにくいですな~。でも8/6は「ここで逢いましょう」やってくれなかったですね。残念。

ライブへ行けない方も、ネットで手に入るので、ファンの方は絶対見るべし!サニーデイ時代が好きな方で、ソロになってからはちょっと・・・という方も是非観てください!オススメ!