サイケデリック・ペンタトニック!?

カリメロレコード(架空)の店主の何でもござれの日々の音楽コラム

Led Zeppelin The Making Of Led Zeppelin Ⅱ

2012年01月29日 16時45分16秒 | LED ZEPPELIN
ビートレグで告知されていたものが、
2012年1月25日ごろにようやく発売。
(私は26日に購入!)

これは大変興味深い音源です!

4CDで、初回200枚は紙ジャケ仕様とのことです!

表ジャケ


裏ジャケ


ジャケを広げたところ


見開きの内ジャケ


盤面(Disc1)


裏ジャケを見ていただければ分かるとおり、
これは曲をそのパートごとに収録したいわゆる「マルチ・トラックス」ものです。

「LED ZEPPELIN Ⅱ」に収録の4曲をそれぞれパートごとに収録。

Disc1
Whole Lotta Love
1.Guitar #1
2.Guitar #2
3.Bass
4.Drums Right
5.Drums Left
6.Percussion
7.Vocals #1
8.Vocals #2

※Disc1は、各曲6分13秒の収録

Disc2
What Is And What Should Never Be
1.Guitar
2.Bass
3.Drums Right
4.Drums Left
5.Vocals #1
6.Vocals #2
7.Vocals #3
8.Guitar + Vocals

※Disc2は、各曲5分31秒の収録

Disc3
Heartbreaker
1.Guitar #1
2.Guitar #2
3.Bass
4.Drums Right
5.Drums Left
6.Guitar + Bass + Drums
7.Vocals
8.Vocals + Guitar

※Disc3は、各曲8分31秒の収録

Disc4
Ramble On
1.Guitar #1
2.Guitar #2
3.Guitar #3
4.Bass
5.Drums Right
6.Drums Left
7.Vocals
8.Vocals + Guitar

※Disc4は、各曲5分58秒の収録

パートごとの収録なので、ギターの中でもギターを弾いていない間は無音が続きます。
また完全にはパートだけということもなく、パートによってはうっすらと他のパートが聞こえたりします。

いや~でもこれは本当凄い音源ですよ!

専門的なことは専門書に譲るとして、
これはかなり興味深い音源です。

おそらくミックスの段階で消されたであろう音、
もしくは他のパートによって聞こえなくなっていた音が生生しいまでに聞こえてきます!
例えば、プラントの歌っていないときのちょっとした声や、ボンドの叩きながらの叫び声など!

そしてこんなところ音重ねていたんだ、という箇所や
こんなところにこんな音が!という箇所、
などなど聞きながらも「うわ~」と驚きの連続です。

中でもドラムとボーカルの生生しさは別格です。
「ボンゾのドラムだけ」「パーシーのボーカルだけ」を
他のパートなしに聞くとこんなにも生々しいものなのか、
とこれにはこれには本当うなってしまいました。

それはHeartbreakerのベースだけのパートにもいえます。
これもものすごく生生しい。

でもこのテイクを聞いていて、「あれ?」と思うことが。

ベースを弾かないギターだけの「無伴奏ソロ」の部分。
その部分がうっすらと聞こえてきますが、明らかにオフィシャルのテイクとは違うソロが聞こえてきます。

ということはこれは本テイクではない段階のものが流出したのか。
あるいはガイドで聞いていたバッキング・トラックが聞こえて収録されているのか。

まだ一回通してきいただけなので、なんとも言えませんが、
これは聞き込み甲斐のある音源です!