サイケデリック・ペンタトニック!?

カリメロレコード(架空)の店主の何でもござれの日々の音楽コラム

THE DIG VOL.33 ERIC CLAPTON特集

2009年02月18日 22時47分47秒 | CREAM/ERIC CLAPTON
シンコーのHP見ると絶版になってましたが
先日本屋で普通に購入したのがこの本。

クラプトンの中でも70年代にスポットをあて特集したのがこの号。
1974年のレイドバックしたクラプトンが表紙。

想像通り、70年代のアルバムのレビューや当時のインタビューなどを元に
検証していくのですが、私の注目は2点。

1970年6月の星加ルミ子によるクラプトンへのインタビューと、
1975年の二度目の来日で実現したインタビュー。

前者はドミノス+デイブ・メイソンによる6月のライブ直前の楽屋でのインタビュー。ライシアムでの70年6月14日のLIVEで、まだ正式にドミノスと決まっていない時期のもの!クラプトンとメイスンが並ぶ写真が有名な、でも音源としては残されていない貴重なLIVE。その直前にあの星加ルミ子さんが、日本人がインタビューしているという事実がまず嬉しいし、エリックも非常にリラックスしたような印象のインタビューをしている。特に「好きな時に寝て、好きな時に起き、好きな時にギターを弾き、作曲する」という言葉にこの時に彼の心が表れているよう。クリーム~ブラインド・フェイスでとことん精神的に傷を負った後に、自分の道を見つけた、そんな言葉です。

後者は1975年の日本でのインタビュー。1974年の初来日時はインタビューも受け付けなかった(アルコールでインタビューが出来なかった?)エリックが、その直ぐ一年後に再び来日。髭もそり落とし、ステージも酔っ払いのレイドバックなステージから初っ端からレイラを演奏しギターも弾きまくりな1975年のクラプトン。体調も良かったのか、来日二年目にしてようやく実現したインタビューである。この時も非常にリラックスしたようなインタビュー。インタビュー時代はいつの時代とも同じような内容で代わり映えがしないものですが、時事的な「天国の扉」問題や日本についての内容や1975年の日本ツアーにしか使われなかった白いエレキャスター
についての発言など興味深い。また「シンガー」としても前向きに捉えていることが分かるインタビュー。1974年の復活劇から1975年の充実したツアーでロック・シーンに確実に返り咲いたクラプトンが、その言葉からも読み取れる好内容。

そして14ページに渡ってカラーで70年代の格好良いクラプトンの写真が使われていることもこのTHE DIG の購入のポイント。

まだバックナンバーを持っているところもあるかも知れないので気になった方は是非。

↓1975年10月23日の大阪フェスティバルホールでの演奏を収めた
 タラの「#1619 ROYAL HOTEL」。タイトルの「#1619」とは大阪でクラプトンが泊まったホテルのナンバーから。そして上記のインタビューが行われたのもこの部屋!この時のクラプトンは精悍で格好よい!


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2 コメント

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TARANTURA (倉田)
2009-07-08 00:52:39
過去記事のコメントすみません。

TARAは数年前から日本公演ものを乱発していますね。欲しいCDはたくさんあるんですが、何せ値段が高いので困ります。

ということで75年物はこの大阪公演だけ買いました。BELLBOTTOM BLUESとAS THE YEARS GO PASSING BYをやっているのがポイント高いですね。
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Unknown (Matsuoka)
2009-07-08 08:21:03
倉田さん
コメントどうもありがとうございます!
Taraは本当高いですよねぇ。90年の来日ものを買おうか思案中です。

75年は一年通して好きでして、日本公演もtaraものは買ってしまいました。大阪公演もセットリストの珍しさと演奏の良さからして何回も聞いてしまう公演の一つですね。
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