広島一敷居の低いインテリアコーディネーターのここ20年間の記録。

うっかり木工所に嫁いでから走り抜けた20年の記録。気づいたら、医療系から転身してインテリアのプロになってましたとさ。

最高のサービスとは

2010-01-28 23:30:09 | 自営業の妻

インテリア産業協会主催の講演会に行ってきました。
感銘をうけた講演会のあとのブログは長くて暑苦しいかもしれませんが
お許しを・・・。
何かしらお客様と接するお仕事の方はぜひ、読んでみてくださいまし。

テーマは
ホスピタリティ、すなわちお客さまに真剣になろう!という話です。

講師は

東京の有名なレストランオーナー。
「感動をあたえる奇跡のレストラン」とまで呼ばれるようになった
レストランCasita(カシータ)の高橋滋氏。


私は実は存知あげなかったのですが
有名な方だそうです。


で、話の内容は・・・

はっきり言って。この人、お金持ちです。

世界各国を旅して、高級リゾートホテルを泊まり歩き
最高のおもてなしを受けてきた経験を生かして
レストランを経営されているんです。

ベトナムのなんちゃらっていうホテルのサービスがいいだとか。
服を買うためにだけ、一泊3日でイタリアに行くだとか。
どこだかの5つ星レストランがいいだとか。


そんな話を聞くと
まったく、我ら一般人とは違う世界の人ですね。

そして極めつけは

岡山や広島で講演があっても
僕は、大阪のリッツカールトン(だったかな?あまりに縁のないホテルで忘れた)に
泊まるんです。
地方には、僕を満足させるホテルはないから。


どうですかっ!
この発言!!


ここまで聞くと
そりゃ~一泊数万円するホテルに泊ればさぞかしいいでしょうよ。
こちとら出張の時には数千円のビジネスホテルですからっ。

なんと、いけすかんやっちゃなぁ~。

って言いたくもなりますよね(高橋さん、ごめんなさい!)

でも、
彼がいいたいのはそうじゃなく
ホテルっていうの5万円のホテルでも、数千円のホテルでも
内装や設備はそりゃ、全然違うけど、
サービスは同じようなサービスができるんじゃないの?
ってことです。

サービスっていうのは
気持ち次第でできることがたくさんあるんです。

うちは、数千円のホテルだからって心のどこかで思ってる従業員がいたら
そこは、それまでのサービスしか提供できない。

広島にもしも
一泊一万円位でも、彼を満足させるだけの最高のサービスができるホテルがあれば
きっと高橋氏は大阪までわざわざ泊まりに帰らなくっていいことでしょう。
そして、そんなホテルが本当にあれば、
みんな泊まりたい!
って思いますよね。

彼のレストランは、
どうやら、そういうレストランのようです。

お高い食材で満足していただく高級レストランではなく
普通の人が行ける価格帯のレストランなのに!(←たぶん・・・)
おもてなしは超一流ホテル並み。



これ、
みんな、やろうと思えばできことがあるはずなんです。



高橋さんが言われてたことで印象に残ったのは


親戚のおばあちゃんが沢山荷物を持って、帰ろうとしたら
雨が降っていた。

横断歩道渡ったすぐむこうの駅まで行こうとしている

そうしたら、
きっと、たいていの若者は

「おばあちゃん、駅まで荷物持って送って行くよ」

と傘を差し出して荷物を持つだろう。

なのに、
レストランから、年配の女性が同じく荷物を沢山持って
雨の中、横断歩道の向こうの駅に帰って行こうとしているのを
ドアのところまで見送った店員が

はたして同じこと(駅まで荷物を持って見送る)をするだろうか。

なぜ、しないんだ!


もちろん、
お店が超忙しかったりお待たせしているお客さんがおられるなら
難しいかもしれないけど
それが、ランチタイムの最後のお客さまだったとしてもしない。

できるのに、できない。

仕事に真剣な生真面目な日本人は
規則を順守することが大事で、イレギュラーな対応ができなくて、
その結果、お客様第一の行動が取れないことが多々あるようです。


人として、
プライベートで、もしも相手が知人ならしてあげたいと思うレベルのことは
仕事上で、お客さまにどんどんしてあげればいい

それが気持ちよくできるようなチームワークがあって
会社全体がトップから下っ端までみーんな顧客目線で!

そんな、
講演でした



講演を聞きながらちょっと思い出したことがあって。

お正月に、親戚の集まりがあった時に、
親戚の中に高級外車の販売店の店長さんをしてる人がいて、
その人のお店が顧客満足度の表彰を受けたって話をしてたんですが、

そんときに、心のどこかで
そりゃ、数百万の外車売ってんだから
さぞかしサービスいいことでしょう。
一個100円からの雑貨、高くてうん十万の家具売ってるうちとは違うわ。

って思ってしまった自分がいたんだけど
本当は、一個100円の雑貨をお買い上げいただいたお客様にだって
数百万の外車買った人にするだけのサービスを
できることがあればして差し上げようっていう気持ちが大切なんですね。

いやぁ
いい勉強になりました。
まだまだ、ですな、私。

具体的に、やらなきゃいけないこと
できそうなこと
なんとなく、気づいてたけどしてなかったこと
などなど、たくさん「うちの会社でやるべきこと」が思い浮かんできて、

今日の私は、なんともまぁサービス満点、やる気満々。
高級リゾートホテル並み(行ったことないけど)な気持ちでお仕事しましたよ!

が、
悲しいかな木曜日はうちの店ミヤカグはお店はクローズドの日。
事務所を訪ねて来られるのは
飛び込み営業の電話やさんとか、広告屋さんばかり。

いつもなら、
つめたく追い返すところですが、今日の私は万人に親切にしたい気分
やけに丁寧に対応してしまいました(笑)


初心忘れるべからず。
いつまでも今日の気持ちを忘れずに、がんばっていきたいものです。

ミヤカグがたった6年前、
雑貨屋さんを作って同時に家具の小売りを始めたころ。

日曜だと言うのに
お客様がたった一組しか来られないような日もありました。

あの頃の
お客様が来てくださるだけで感謝感激していた気持ちを忘れずに
こんな五日市の奥のへんぴな立地に訪ねてきてくださる方がおられ、
また、私たちが提案する家具を、喜んでお買い上げくださる方が
おられることへのありがとうをかみしめて明日からまたがんばります。


うちみたいな零細企業は

お金はかけれないけど、お客様ひとりひとりに声がかけれる。
そして、
あらゆる手間もかけれる。
なんとでも融通も利く。


高橋氏の感動レストラン@おしゃれなイタリアンは
お客様のご要望があって、材料さえあればラーメンだって作っちゃうそうです。
お金を払って来てくださるお客さまに
できる限りニーズにこたえ、NOは言わないんですって。


うちも、
お客様のご希望になるべく添えるように
日々、精進していかなければ・・・と思った次第です。


最後に

同じ業界だけみていたらだめ
よその業界のいいところを自分の店にいかにおとしこめるか。

家と会社の往復でダメ。とにかく、外の風に吹かれること。
感性をを磨いてものさしを大きくすること。

朝から晩まで顧客目線でいられる「旅」に出ること。


 が大切なんですって!


よし、これで、また
いっぱい出歩く口実ができたぞ~。



最後に
講師の高橋滋氏とちゃっかりツーショット


さすが金持ち、蝶ネクタイですっ (そういう問題か?)




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いよいよシーズン本番!好評開催中。

☆今後のよてい・・・    
予約不要:10時半~11時半の間にお越しください。
  2月6日、7日、20日、21日、27日、28日
 3月6日、7日、13日、14日、(追加予定:20日、21日、22日)
   ※平日希望はお問い合わせください

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