どうやって飛んでいるのか分からないものの、ぱたぱたと羽ばたきながら導くそれの後を追って三人が小屋を出る。
それぞれ、自分の荷物は担いでいくが、チョウカの分はレトが、そして、もう一つの袋はグルラディーヌが抱えた。
出来る事なら、昼間のうちに相手の懐へたどり着きたい。知らず知らずのうちに、それぞれが急ぎ足になる。
無言のままひらすら進む三人。と、グルラディーヌの足元で何かが動いた。
転びそうになったグルラディーヌをグリシーヌが支え、レトがそれに剣を突き立てた。
「これは・・・」
剣に突き刺されたまま、しばらくの間、それはぐねぐねと動いていたが、やがて動きを止めた。
「毒蛇ですわね」
グリシーヌの言葉にレトが慌てて剣を引き抜く。
それほど大きくはない黒い蛇。
「毒蛇って・・・・マジかよ」
レトは、抜いた剣の刃を布で拭き、大事そうに鞘に戻した。
それぞれ、自分の荷物は担いでいくが、チョウカの分はレトが、そして、もう一つの袋はグルラディーヌが抱えた。
出来る事なら、昼間のうちに相手の懐へたどり着きたい。知らず知らずのうちに、それぞれが急ぎ足になる。
無言のままひらすら進む三人。と、グルラディーヌの足元で何かが動いた。
転びそうになったグルラディーヌをグリシーヌが支え、レトがそれに剣を突き立てた。
「これは・・・」
剣に突き刺されたまま、しばらくの間、それはぐねぐねと動いていたが、やがて動きを止めた。
「毒蛇ですわね」
グリシーヌの言葉にレトが慌てて剣を引き抜く。
それほど大きくはない黒い蛇。
「毒蛇って・・・・マジかよ」
レトは、抜いた剣の刃を布で拭き、大事そうに鞘に戻した。