蛇はそれに頷き、草むらに這い進む。
「ついて来て」
グルラディーヌが二人を手招きする。
蛇の這い進む音に神経を集中し、その後を追った。
グリシーヌとレトは、顔を見合わせ慌ててグルラディーヌの後を追う。
炎の中、草むらに隠れてしまう蛇の後を追うのは、なかなかに難しい。しかし、その視力を補うだけのグルラディーヌの聴力が役にたった。
どの位歩いたか、ようやく炎の攻撃がおさまる頃、蛇の動きが鈍くなる。
「ご苦労様」
グルラディーヌがその蛇を袋に戻し、
ぽんぽんと蛇をねぎらうように、袋を上から叩いた。
さて、これからどうするか。探索の術もそう長くはもたない。炎から逃げるのにかなりの時間と労力を食ってしまった。
「妹姫。大丈夫ですの? ひどい顔色ですわよ」
姉に声を掛けられて、グルラディーヌが不思議そうな顔をする。
本人は、気づいていないがかなりひどい顔色である。必要以上に神経を集中しすぎて疲れが出たのだ。言われてみれば、額の奥がずきずきする。
「ついて来て」
グルラディーヌが二人を手招きする。
蛇の這い進む音に神経を集中し、その後を追った。
グリシーヌとレトは、顔を見合わせ慌ててグルラディーヌの後を追う。
炎の中、草むらに隠れてしまう蛇の後を追うのは、なかなかに難しい。しかし、その視力を補うだけのグルラディーヌの聴力が役にたった。
どの位歩いたか、ようやく炎の攻撃がおさまる頃、蛇の動きが鈍くなる。
「ご苦労様」
グルラディーヌがその蛇を袋に戻し、
ぽんぽんと蛇をねぎらうように、袋を上から叩いた。
さて、これからどうするか。探索の術もそう長くはもたない。炎から逃げるのにかなりの時間と労力を食ってしまった。
「妹姫。大丈夫ですの? ひどい顔色ですわよ」
姉に声を掛けられて、グルラディーヌが不思議そうな顔をする。
本人は、気づいていないがかなりひどい顔色である。必要以上に神経を集中しすぎて疲れが出たのだ。言われてみれば、額の奥がずきずきする。