宇宙時間 ソラノトキ

風樹晶・かざきしょう

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のんびりしようよ

みらーじゅ 25

2008-12-05 22:21:24 | 小説 ミラージュ
「ね、妹姫。ここなら火を焚いても大丈夫ですわよね」
 石を集めて即席のかまどを作り、火口・ほくち箱を使って火をおこし、水を入れた容器を火にかけた。
 沸騰しかけた湯にキューブ状の保存食を投入。
 しばらくしてそれをスプーンでかき回すとどろどろの茶色のポタージュ状の物になる。
 これは、幾種類かの野菜と肉をペーストにした物ものに塩を混ぜたものを型に入れて乾燥させた携帯食の一種である。
 そのままでも食べられるが、水で戻して柔らかくする、今回のように煮るなどの食べ方がある。
 その他にも数種類の蒸した穀物を煎る、乾燥させる、粉にする等のタイプ等の幾種類もの保存食がある。
 この姉妹が持っている携帯食糧の中にも数種類(干魚、干肉、干飯、チーズ、燻製、ナッツなど)の保存食が入っていた。
コメント
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