しばらく歩くと、湖のほとりに出た。
困った。かなり大きな湖だ。グリシーヌ一人ならグルラディーヌが抱えて飛ぶことも出来るが、今回はレトがいる。
二人を抱えて飛ぶ・・・、出来ない事もないがその後、体力と魔力が尽きてしまったらおしまいだ。
船もない。勿論、橋もない。
こうなったら、時間がかかるのを覚悟で岸伝いに歩くしかない。
ぐぅ きゅるるる
大きな音にグルラディーヌが振り返ると、レトがあさってのほうを向いていた。しかし、
ぐるるる・・・
腹の虫は正直だ。何かをくれと力いっぱい主張している。
「そう言えば、お昼ですわね。少し、休みましょうか」
グリシーヌの視線を追って空を見上げると、太陽が天頂で力強く輝いている。
そう言えば、どたばたして時間すら忘れていた。
湖のほとりに三人仲良く座り、それぞれ荷物から食料を取り出す。
困った。かなり大きな湖だ。グリシーヌ一人ならグルラディーヌが抱えて飛ぶことも出来るが、今回はレトがいる。
二人を抱えて飛ぶ・・・、出来ない事もないがその後、体力と魔力が尽きてしまったらおしまいだ。
船もない。勿論、橋もない。
こうなったら、時間がかかるのを覚悟で岸伝いに歩くしかない。
ぐぅ きゅるるる
大きな音にグルラディーヌが振り返ると、レトがあさってのほうを向いていた。しかし、
ぐるるる・・・
腹の虫は正直だ。何かをくれと力いっぱい主張している。
「そう言えば、お昼ですわね。少し、休みましょうか」
グリシーヌの視線を追って空を見上げると、太陽が天頂で力強く輝いている。
そう言えば、どたばたして時間すら忘れていた。
湖のほとりに三人仲良く座り、それぞれ荷物から食料を取り出す。