あれ、いっちゃった・・・・。
確かにある程度のダメージは、与えられるのではないかと期待したものの、こうもあっさり逃げられてしまうと、罠かとも思ってしまう。
追うべきか、・・・。と迷ったところ
「おーい、目あけていいか?」
レトののんびりした声が聞こえた。
見上げれば、律儀に目を閉じたレトとグリシーヌがいた。
「いいよ、目開けて」
グルラディーヌの返事に二人が目を開ける。
「あれ、・・・・さっきのは?」
辺りを見回すレトに
「向こうに、いっっちゃった」
と、グルラディーヌが答えた。
「逃げたのか?」
「多分、ね」
「それで、どうしますの?」
「どうって・・・・」
「いくしか、ないでしょう」
「・・・・だな」
廊下は、まだ奥まで続いている。一体、どこまであるんだ?
「ところで、何やったんだ?」
「は?」
唐突なレトの問いに、気の抜けた声を出すグルラディーヌ。
「だから、どんな術使ったんだか知りたいんだけど」
「あぁ、それは、・・・・やってみる?」
「えええ、ちょっと待った、ストップ」
をい。そこでどうして女の子の後ろに隠れる?
レトがでかい体をグリシーヌの後ろに隠そうと・・・・、て、とても隠れられたものではないが。
「あのね。目つぶってる間、爆風とか衝撃とか感じたりした?」
あまりの行動に、グルラディーヌがあきれた声をあげた。
確かにある程度のダメージは、与えられるのではないかと期待したものの、こうもあっさり逃げられてしまうと、罠かとも思ってしまう。
追うべきか、・・・。と迷ったところ
「おーい、目あけていいか?」
レトののんびりした声が聞こえた。
見上げれば、律儀に目を閉じたレトとグリシーヌがいた。
「いいよ、目開けて」
グルラディーヌの返事に二人が目を開ける。
「あれ、・・・・さっきのは?」
辺りを見回すレトに
「向こうに、いっっちゃった」
と、グルラディーヌが答えた。
「逃げたのか?」
「多分、ね」
「それで、どうしますの?」
「どうって・・・・」
「いくしか、ないでしょう」
「・・・・だな」
廊下は、まだ奥まで続いている。一体、どこまであるんだ?
「ところで、何やったんだ?」
「は?」
唐突なレトの問いに、気の抜けた声を出すグルラディーヌ。
「だから、どんな術使ったんだか知りたいんだけど」
「あぁ、それは、・・・・やってみる?」
「えええ、ちょっと待った、ストップ」
をい。そこでどうして女の子の後ろに隠れる?
レトがでかい体をグリシーヌの後ろに隠そうと・・・・、て、とても隠れられたものではないが。
「あのね。目つぶってる間、爆風とか衝撃とか感じたりした?」
あまりの行動に、グルラディーヌがあきれた声をあげた。