日がかなり傾いてきた。
「妹姫、どうですの?」
日の傾き具合を気にしながら、グリシーヌの問いかけに、
「うん、・・・近いね。もうすぐ・・・」
グルラディーヌが頷く。
探るような足取りで雑木林を抜けた。
ひゅー るー 風が吹く。と、周囲の空気が変わる。
背の高い草をかき分けて見えたそこには、崩れかけた小さな神殿のような建物とその後ろに広がる沼であった。
「ここか?」
レトに頷いて、グルラディーヌが神殿を指差す。
夕日に照らされたその建物は、不気味なほどオレンジに映えていた。
「いくぞ」
自分に気合を入れるように、レトが呟き足を踏み出す。
姉妹が頷いて、その後に続いた。
「妹姫、どうですの?」
日の傾き具合を気にしながら、グリシーヌの問いかけに、
「うん、・・・近いね。もうすぐ・・・」
グルラディーヌが頷く。
探るような足取りで雑木林を抜けた。
ひゅー るー 風が吹く。と、周囲の空気が変わる。
背の高い草をかき分けて見えたそこには、崩れかけた小さな神殿のような建物とその後ろに広がる沼であった。
「ここか?」
レトに頷いて、グルラディーヌが神殿を指差す。
夕日に照らされたその建物は、不気味なほどオレンジに映えていた。
「いくぞ」
自分に気合を入れるように、レトが呟き足を踏み出す。
姉妹が頷いて、その後に続いた。