「・・・・・」
グルラディーヌがなにやら難しい顔をしている。
「妹姫、どうかしましたの?」
妹の表情に気づきグリシーヌが声を掛けた。
「うん、さっき転がって行ったの、ぶつかった音が聞こえないんだけど、どこまでいったんだろう?」
耳に神経を集中するようにこめかみに指を当てる。
「いってみましょうか」
そういって、更に足をすすめようとするグリシーヌに、
「あ、ちょっと待って『明球輪』」
手の上の明球より淡い光の玉を作り出し、天上へ放った。
「それじゃ、行こう」
姉妹が肩を並べて歩き出す。その後をレトが続いた。
時折、グルラディーヌが明球を作り天上に放る。それが何度続いたろうか、廊下の向こうに薄っすらと淡い光が見えた。
三人が顔を見合わせる。そして、足が速まる。
微妙に警戒しながらも、光に惹かれるように、そこへ向かって行った。
そして、廊下の向こうにあったのは・・・・。
広い石畳の空間、更にその向こうには、水の空間が広がり奥には巨大な木が枝を広げていた。
グルラディーヌがなにやら難しい顔をしている。
「妹姫、どうかしましたの?」
妹の表情に気づきグリシーヌが声を掛けた。
「うん、さっき転がって行ったの、ぶつかった音が聞こえないんだけど、どこまでいったんだろう?」
耳に神経を集中するようにこめかみに指を当てる。
「いってみましょうか」
そういって、更に足をすすめようとするグリシーヌに、
「あ、ちょっと待って『明球輪』」
手の上の明球より淡い光の玉を作り出し、天上へ放った。
「それじゃ、行こう」
姉妹が肩を並べて歩き出す。その後をレトが続いた。
時折、グルラディーヌが明球を作り天上に放る。それが何度続いたろうか、廊下の向こうに薄っすらと淡い光が見えた。
三人が顔を見合わせる。そして、足が速まる。
微妙に警戒しながらも、光に惹かれるように、そこへ向かって行った。
そして、廊下の向こうにあったのは・・・・。
広い石畳の空間、更にその向こうには、水の空間が広がり奥には巨大な木が枝を広げていた。