とかくに人の世は・・・

智に働いてみたり情に棹さしてみたりしながら
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  nob

なぜ語らない?

2006年08月28日 | 世の中のこと
asahi.com:首相、暴力での言論封殺を批判 加藤氏の事件で初言及?-?政治
加藤氏実家放火:小泉首相が初コメント「許せない」-行政:MSN毎日インタラクティブ

 加藤さんの実家放火事件から2週間、やっと小泉さんがコメントを発表しました。「許せない」という程度のコメントなら事件があってすぐにでも出せるものではないでしょうか?それが2週間もたって出てくるのはやはり靖国参拝関連については真正面から語りたくないというのが本音なのでしょうか。
 
 「郵政民営化」を語るときの小泉さんはあんなに饒舌でありまた熱意を感じさせられましたが、その他のことになるとどうも歯切れが悪い。年金未納問題が出た時には「会社もいろいろ・・・」というような不真面目な答弁だったし、自衛隊のイラク派兵のときには「自衛隊のいる場所が非戦闘地域だ」との低次元の答弁を行ってきました。
 
 靖国参拝についても、「いつ行っても批判されるから15日に参拝する」「私的参拝だ」「心の問題だ」等々あまり論理的でない発言が続きました。終始一貫して小泉首相の靖国参拝に批判的な加藤さんの発言に対しても、小泉さんは真正面から発言することはありませんでした。他国による批判にもとづく加藤論には共鳴しかねますが、小泉さんも何故靖国へ参拝するのかの説明を尽くす責任があると思います。

 小泉さんは靖国参拝について”お国のために亡くなった戦没者に対してお参りする”のか”時の為政者の間違った選択によって亡くなった方への追悼”であるのか、”不戦の誓い”なのか、いずれにしても明確な説明を行うべきだと思います。
 「公約を守る」というような馬鹿げた理由だけは言って欲しくないと思います。
 

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