まだ続きますよ。
昨日ご紹介した坂井さんの隣が すど のコーナーです。そこはチョイト飛ばしましてさらにお隣、
入口から見て真正面・ギャラリースペースの上座のコーナーは・・、
本展示会を後援してくださった 御存知 T's Ukuleleさんの特別出展コーナーです。
期間中3日間、最初から最後まで高橋社長がご参加くださいました。
今回展示のレレは、「ウクレレ・ギルド・オブ・ハワイ」に出展された歴代のレレをお持ちくださいました。
こんなこと滅多に無いのでは?
(写真は 高橋社長のブログ から無断転載させていただきました。全景を撮るの忘れまして・・・)
歴代レレのうち、1本だけお持ちになれなかったのがこちら・・
2005年出品、もみじをモチーフにしたミニテナーですね。
このレレで Best in Show(つまり優勝)をお取りになったのですが、
当時「テナー部門」「テナー以外の部門」の2部門があり、
こちらのレレはミニテナーゆえ「テナー以外の部門」での優勝なわけです。
それでは気がすまない高橋社長、次はテナーで!・・ということで翌2006年に出品されたのがこちら・・
スポルテッド&カーリーが美しい栃のテナー。そして見事 Best in Show。2部門制覇です!
もう言葉がありませんデス・・。
指板にはジェットが飛んでいます。
後ろ姿です。
こんな杢、二度と出ないんでしょうね~。
元々はテーブル用にストックしていた材だったそうな。(違ってたらごめんなさい)
こちらは2007年出品のテナー。
指板のロープ模様が印象的です。
サイド・バックは黒柿。まるで水墨画のよう。うっすらカーリーも入っていますね。
不思議な形状のカッタウェイ部。ねじって曲げているんですね。斬新!
2008年出品、セレブ仕様ブラックウッドテナー。
なんと、パフリングやロゼッタだけでなく、ボディや指板のバインディングなど
いたるところに白蝶貝を贅沢に使用。貝の材料費だけで約○○○○○○円(怖くて口に出せない・・)とのこと。
ボディバインディングのアール部分は手作業で一つ一つ削り出したそうです。気の遠くなるような作業です。
(貝ですから木やセル材のように曲がりませんからね)
美しいカーリーコアのヘッド。ナットももちろん白蝶貝。
後ろ姿もセレブ。ネックは鬼カーリーコア。
星が輝いています。
確認していませんが、もしかしてペグのつまみも白蝶貝??
2009年出品のソリッド・エレクトリックテナー。
指板の模様、細いラインはアルミニウムで。
どうやって作るか解りますか?・・教えてもらっちゃいました!
バックも綺麗なカーリーコア。ネックは途中で接いでるタイプですね。
最新2010年出品のアーチトップテナー。品格のあるたたずまいです。
カーリーコアのアクセント。
指板の直線のラインは、前年のアールラインとはまた違った手法で作られています。アイデアの宝庫デス。
バックはサップ付のマスターグレード・カーリーコア。こちらも削り出しのアーチが付いています。
ネックはヒールまでワンピースの超カーリーコア。
こういったレレを製作する時、日中は通常の仕事をし、そのあとこちらの作業をするそうです。
しかも製作期間は極めて短い。プロフェッショナルの仕事です。
こちらはレギュラー・ラインアップのレレ、カーリーメイプルのミニテナー。
カーリーコアのテナー。白蝶貝の装飾。ジェイク風仕様ですね!
バックはよりワイルドな杢目。
マンゴーのベビーレレ。近頃ベビーがとても人気ですよね!
サイド・バックとネックはマホガニー。
初の御目見え?超シンプル、スッピンのマホガニーコンサート。ロゼッタもなし。
塗装もきわめて薄く、目止めもしていませんのでマホ材本来の音色を奏でます。
演奏上必要なポジションマーク、サイドポジション、ペグの仕様などは変わりなく。
レギュラー製品になるのでしょうか。
期間中、私たち出展者は高橋社長からいろいろな話を聞かせていただきました。
様々な作業方法や技法、材料調達のこと、機械のこと、仕事としてのレレ製作、等々
iPadに満載の写真なども見せていただきながら、丁寧に教えていただきました。
本当に感謝いたします。
------------------------------------------------------------------------------------------
ちょっと話はそれますが・・
このブログに使う写真を選んでいる時、2007年出展レレのラベルを見て おやっ?!と。2007/1001と記載がありました。
展示会用のレレですので、「1001」が10月1日を示すのか?、製造ロット番号1001番を示すのか?
もしロット番号1001番としたら・・、
こちらは我が家のT'sソプラノレレのラベル。1023番です。ほぼ同時期に製作されたのかも知れませんね。
--------------------------------------------------------------------------------------
ここで話はガラッと変わります。
今回の展示会でもお客様からたびたび聞かれました。
「ウクレレの製作は何処で学ばれたのですか?」と。それに対しては、
「独学です。ネットで製作者さんのHPやブログを見て、見よう見まねでやってます」とお答えしています。
実際その通りなのですが、実は一冊の教科書があります。
それがこれ。「作って遊ぶウッドクラフト」
定価1200円。すでに絶版です。すどは中古で送料込みで1200円程で購入。
先程アマゾンで見たら9600円の値が付いてました!?早く手に入れておいてヨカッタ・・。
13ページにわたってウクレレ製作の方法が説明されています。
その内容はかなり本気。趣味の域を超えています。
この本の通りやれば、ウクレレ1本製作できます。それなりの工具・道具は必要ですが・・。
そしてこのページを担当しているのが
高橋社長なのでした。内容が濃いはずデス。エレキのページもご担当。
ウクレレを作ってみよう!と思い立った時、最初に手にするのが市販のウクレレキット。
すどもご多分に漏れず、全音ウクレレキットを購入。
しかしパーツ内容を確認しただけで、未だ手を付けていません。
このキットと、前出の教科書、インターネットの情報、
そして先程のラベルの T'sソプラノを外側から内側からくまなく調べて(分解などはしていませんヨ)・・・、
完成した1号機がこれ、
写真上の白色系のレレ。材はオーク(楢)材です。
下のレレがお手本となったT'sレレのSD-100。
外見・構造などかなりコピーさせていただきました。
ブリッジの形が違いますね。道具が無くて同じ形に出来なかったのです。
ヘッドの形もそのまんま。
インレイなんて出来なかったので、薄い貝のシートを切り抜いて貼っています。
ヒール周りの造作もそっくりに。
この自作したレレを所属する「日進ウクレレ倶楽部」に持って行ったところ割と評判がよく、
すっかりその気になって・・・現在に至っております。
そういう訳で、直接教えをこうたわけではありませんが、高橋社長はすどのレレ製作の先生なのです。
3日間もごいっしょ出来て良かった・・。
-------------------------------------------------------------------------------
話はそれましたがレポートはまだ続きます。懲りずにお付き合いを・・。
昨日ご紹介した坂井さんの隣が すど のコーナーです。そこはチョイト飛ばしましてさらにお隣、
入口から見て真正面・ギャラリースペースの上座のコーナーは・・、
本展示会を後援してくださった 御存知 T's Ukuleleさんの特別出展コーナーです。
期間中3日間、最初から最後まで高橋社長がご参加くださいました。
今回展示のレレは、「ウクレレ・ギルド・オブ・ハワイ」に出展された歴代のレレをお持ちくださいました。
こんなこと滅多に無いのでは?
(写真は 高橋社長のブログ から無断転載させていただきました。全景を撮るの忘れまして・・・)
歴代レレのうち、1本だけお持ちになれなかったのがこちら・・
2005年出品、もみじをモチーフにしたミニテナーですね。
このレレで Best in Show(つまり優勝)をお取りになったのですが、
当時「テナー部門」「テナー以外の部門」の2部門があり、
こちらのレレはミニテナーゆえ「テナー以外の部門」での優勝なわけです。
それでは気がすまない高橋社長、次はテナーで!・・ということで翌2006年に出品されたのがこちら・・
スポルテッド&カーリーが美しい栃のテナー。そして見事 Best in Show。2部門制覇です!
もう言葉がありませんデス・・。
指板にはジェットが飛んでいます。
後ろ姿です。
こんな杢、二度と出ないんでしょうね~。
元々はテーブル用にストックしていた材だったそうな。(違ってたらごめんなさい)
こちらは2007年出品のテナー。
指板のロープ模様が印象的です。
サイド・バックは黒柿。まるで水墨画のよう。うっすらカーリーも入っていますね。
不思議な形状のカッタウェイ部。ねじって曲げているんですね。斬新!
2008年出品、セレブ仕様ブラックウッドテナー。
なんと、パフリングやロゼッタだけでなく、ボディや指板のバインディングなど
いたるところに白蝶貝を贅沢に使用。貝の材料費だけで約○○○○○○円(怖くて口に出せない・・)とのこと。
ボディバインディングのアール部分は手作業で一つ一つ削り出したそうです。気の遠くなるような作業です。
(貝ですから木やセル材のように曲がりませんからね)
美しいカーリーコアのヘッド。ナットももちろん白蝶貝。
後ろ姿もセレブ。ネックは鬼カーリーコア。
星が輝いています。
確認していませんが、もしかしてペグのつまみも白蝶貝??
2009年出品のソリッド・エレクトリックテナー。
指板の模様、細いラインはアルミニウムで。
どうやって作るか解りますか?・・教えてもらっちゃいました!
バックも綺麗なカーリーコア。ネックは途中で接いでるタイプですね。
最新2010年出品のアーチトップテナー。品格のあるたたずまいです。
カーリーコアのアクセント。
指板の直線のラインは、前年のアールラインとはまた違った手法で作られています。アイデアの宝庫デス。
バックはサップ付のマスターグレード・カーリーコア。こちらも削り出しのアーチが付いています。
ネックはヒールまでワンピースの超カーリーコア。
こういったレレを製作する時、日中は通常の仕事をし、そのあとこちらの作業をするそうです。
しかも製作期間は極めて短い。プロフェッショナルの仕事です。
こちらはレギュラー・ラインアップのレレ、カーリーメイプルのミニテナー。
カーリーコアのテナー。白蝶貝の装飾。ジェイク風仕様ですね!
バックはよりワイルドな杢目。
マンゴーのベビーレレ。近頃ベビーがとても人気ですよね!
サイド・バックとネックはマホガニー。
初の御目見え?超シンプル、スッピンのマホガニーコンサート。ロゼッタもなし。
塗装もきわめて薄く、目止めもしていませんのでマホ材本来の音色を奏でます。
演奏上必要なポジションマーク、サイドポジション、ペグの仕様などは変わりなく。
レギュラー製品になるのでしょうか。
期間中、私たち出展者は高橋社長からいろいろな話を聞かせていただきました。
様々な作業方法や技法、材料調達のこと、機械のこと、仕事としてのレレ製作、等々
iPadに満載の写真なども見せていただきながら、丁寧に教えていただきました。
本当に感謝いたします。
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ちょっと話はそれますが・・
このブログに使う写真を選んでいる時、2007年出展レレのラベルを見て おやっ?!と。2007/1001と記載がありました。
展示会用のレレですので、「1001」が10月1日を示すのか?、製造ロット番号1001番を示すのか?
もしロット番号1001番としたら・・、
こちらは我が家のT'sソプラノレレのラベル。1023番です。ほぼ同時期に製作されたのかも知れませんね。
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ここで話はガラッと変わります。
今回の展示会でもお客様からたびたび聞かれました。
「ウクレレの製作は何処で学ばれたのですか?」と。それに対しては、
「独学です。ネットで製作者さんのHPやブログを見て、見よう見まねでやってます」とお答えしています。
実際その通りなのですが、実は一冊の教科書があります。
それがこれ。「作って遊ぶウッドクラフト」
定価1200円。すでに絶版です。すどは中古で送料込みで1200円程で購入。
先程アマゾンで見たら9600円の値が付いてました!?早く手に入れておいてヨカッタ・・。
13ページにわたってウクレレ製作の方法が説明されています。
その内容はかなり本気。趣味の域を超えています。
この本の通りやれば、ウクレレ1本製作できます。それなりの工具・道具は必要ですが・・。
そしてこのページを担当しているのが
高橋社長なのでした。内容が濃いはずデス。エレキのページもご担当。
ウクレレを作ってみよう!と思い立った時、最初に手にするのが市販のウクレレキット。
すどもご多分に漏れず、全音ウクレレキットを購入。
しかしパーツ内容を確認しただけで、未だ手を付けていません。
このキットと、前出の教科書、インターネットの情報、
そして先程のラベルの T'sソプラノを外側から内側からくまなく調べて(分解などはしていませんヨ)・・・、
完成した1号機がこれ、
写真上の白色系のレレ。材はオーク(楢)材です。
下のレレがお手本となったT'sレレのSD-100。
外見・構造などかなりコピーさせていただきました。
ブリッジの形が違いますね。道具が無くて同じ形に出来なかったのです。
ヘッドの形もそのまんま。
インレイなんて出来なかったので、薄い貝のシートを切り抜いて貼っています。
ヒール周りの造作もそっくりに。
この自作したレレを所属する「日進ウクレレ倶楽部」に持って行ったところ割と評判がよく、
すっかりその気になって・・・現在に至っております。
そういう訳で、直接教えをこうたわけではありませんが、高橋社長はすどのレレ製作の先生なのです。
3日間もごいっしょ出来て良かった・・。
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話はそれましたがレポートはまだ続きます。懲りずにお付き合いを・・。
うちのT'sは2007-1357ですので、ロット番号ですかね。
1357はロットですよね。
展示会レレのラベルは
made by Shinji Takahashi となってるのですよ。
我々のレレのラベルは
made by T's Guitars ですよね。
この辺がアヤシイ・・・。