海月美紗のしょうかっこう

小確幸とは 小さいけれども確かな幸せ という意味
何気ない毎日のなかで 小さな幸せを見つけたい

7月24日(水)アクアマリンふくしまへ、再び

2024年07月24日 | クラゲ
新種のクラゲ「ジャンカラコノハクラゲ」に会いたくて出かけたのに、不発だったのは7月5日。今度こそと、再びアクアマリンへ。


今日は24日。21日に電話したら、「ラブカの標本の隣りにいます」と言われたから、大丈夫、今度こそ。

出迎えてくれた七夕飾り。アクアマリンの名キャラクターたちが勢ぞろい!

なのに、ラブカの隣りに新種のクラゲはいない…
水族館の中から水族館に電話して確認。「17日で展示は終了しました」と。えっ、だって21日に電話して「いる」って言われたのに…



でも、そのかわりにたくさんのベニクラゲたちがいた!
もう一度会いたいって、ずっと思ってた「不老不死」のベニクラゲ。
水流に流されて浮かんでるだけなのに、中には元気な子がいて、ヒョコんヒョコんとみんなと違う動きで泳いでる。
小さい!かわいい!やっぱり写真はなかなかきれいに撮れないけど、動画はバッチリ!
3時間のドライブのかいがあった!

お昼は水族館となりの「いわき·ら·ら·ミュウ」で海鮮丼を。
帰り道は急がずに海岸線を北上しよう。





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オワンクラゲの不思議

2024年07月23日 | クラゲ

刺胞動物門/ヒドロ虫綱/軟クラゲ目/オワンクラゲ科

(2019.5.2 新江ノ島水族館にて)

お椀を逆さまにしたような形だから、オワンクラゲ。傘の直径が10~20cm、ヒドロ虫綱で最大。

(2016.7.31 京都水族館にて)

体が透明で、内側の放射管がはっきりと見える。

海面をプカプカと漂う。傘の中央にある口を大きく開き、小型のクラゲや小魚などを食べて生活している。

(2023.5.2 加茂水族館にて)

刺激を受けると、生殖腺が外周を縁取るリングのように緑色に発光するのが特徴。

下村脩先生の研究材料として有名。下村先生は、オワンクラゲの傘縁にGFP(緑色発光タンパク質)があることを発見。

GFPは、ブラックライト(紫外線)を当てると緑色に光るため、例えば、がん細胞に特異的なタンパク質とGEPの遺伝子を融合させると、がん細胞が体の中でどう広がっていくかを見ることができる。

GEPの発見は、「生命のしくみを観察する革命」を起こし、分子生物学や基礎医学に飛躍的な発展をもたらした。2008年、下村先生はノーベル化学賞を受賞。

初めてオワンクラゲを知ったときから、発光する様子を見たいと思ってた。ウリクラゲやカブトクラゲのようにきれいに輝くクラゲたちはいるけど、あれは発光ではなく反射だから。

去年、オワンクラゲの傘縁がきれいに緑色に光ってるのを見たときの感動! そして細くて長くて、繊細な触手に感動! 7年越しに願いが叶って最高にHappy ! 今年ももちろん再会に感動!

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ベニクラゲの不思議

2024年07月18日 | クラゲ

ベニクラゲは不老不死のクラゲ。

刺胞動物門/ヒドロ虫綱/花クラゲ目/ベニクラゲモドキ科

(2016.9.18うみの杜水族館にて)

傘径10mmくらいの小さなクラゲ。体が透けて消化器が紅色に見えるから、ベニクラゲ。

小さくてきれいに撮れなくて残念。でも、その後どこの水族館でも見かけたことがないから、これは貴重な1枚!

「リケラボ 2023.06.21」より引用

クラゲの生活史には、主に5つの携帯がある。「プラヌラ→ポリプ→ストロビラ→エフィラ→メデューサ」

プラヌラは、受精卵から孵化した最初の姿。

ポリプは、岩にくっついたイソギンチャクに似ている。

ストロビラは、触手の付け根から体の下の方に向かってくびれが数多くできた状態。

やがて、くびれの1枚1枚がエフィラとなって動き出し、海の中へ。

メデューサは大人のクラゲ。

普通、大人になったクラゲは、寿命が尽きると体が分解されて海の中で消えてしまう。

でも、ベニクラゲは、危機的状況に陥ると触手を縮めサイズを小さくして「ポリプ」の形態にもどることができる。そうやって「若返りを繰り返す」から、「不老不死」。

すごい!不思議!

命ある物がいつかは消えてしまうことは必定だけど… 命が永遠に続くなら、それはそれですばらしい!

ベニクラゲ、もう一度会ってみたい…

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旗口クラゲ目と根口クラゲ目

2024年07月10日 | クラゲ

私のクラゲ好きを知っている友だちから、かわいらしいキーホルダーをもらった!

鉢虫綱(鉢くらげ綱)には、旗口クラゲ目・根口クラゲ目・冠クラゲ目の3目がある。

ミズクラゲのように口腕が旗のようにフリル状になっているクラゲが、旗口クラゲ。

タコクラゲのように口腕が複雑化して、口腕の先端部に小さな穴として口が開いているクラゲが、根口クラゲ。


△ミズクラゲ(旗口くらげ目)

傘の辺縁には細くて短い触手が無数に並んでいる。

傘の下側の中央に十字形に口が開いている。その4隅が伸びて4本のフリル状の口腕になっている。


△タコクラゲ(根口クラゲ目)

傘の下に、スポンジ状の口腕が8本、その先にタコの足のような付属器がついている。

褐虫藻という植物プランクトンを身体の中に共生させている。褐虫藻は光合成で作り出したエネルギーをタコクラゲに提供、タコクラゲは褐虫藻が住む場所を提供している。

傘の水玉模様、 ポンポンと跳ねるみたいに泳ぐ姿がかわいい!


△サカサクラゲ(根口クラゲ目)

サカサクラゲは、傘を下に触手を上に向け、砂地や岩・水槽の壁面に張り付いて生活する。海水が温かくて、水流が少なく、浅い場所を好む。

タコクラゲ同様、体内に褐虫藻を共生させ、光合成によるエネルギーに依存して生活している。褐虫藻が光合成をしやすいように逆さまになっている?

へばりついてる傘はシイタケみたい! でも、美しい!

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ユウレイクラゲと仲間たち

2024年07月09日 | クラゲ

暑い夏はユウレイクラゲ…

白いモジャモジャがユラリゆ〜らり、ホントにユウレイみたい…

刺胞動物門/鉢虫綱/旗口クラゲ目/ユウレイクラゲ科


△ユウレイクラゲ

(2023.5.2 加茂水族館にて)

キタユウレイクラゲと似ているが、色は白~乳白色。傘の大きさが50cmくらいになるものもいる。

たくさんの長い触手で他のクラゲを絡め取って食べる。


△キタユウレイクラゲ

(2023.5.2 加茂水族館にて)

英名は、Lion's mane jellyfish(ライオンのたてがみクラゲ)、成長すると触手がライオンのたてがみのようになる。傘の大きさが2m、触手が数10mにもなる大型クラゲ。

色は赤褐色や黃褐色。寒流性のクラゲで三陸沖以北に生息する。クラゲ食、他のクラゲを襲って食べる。

よく見ると傘の縁が切れ込んでいて、花びらのような形をしている。まだ小さいうちは可愛らしさを感じるが、大きく成長したキタユウレイクラゲは迫力がありすぎて、怖い…

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