海月美紗のしょうかっこう

小確幸とは 小さいけれども確かな幸せ という意味
何気ない毎日のなかで 小さな幸せを見つけたい

ビゼンクラゲと仲間たち

2024年07月08日 | クラゲ

食用にされる日本産のクラゲは、主にビゼンクラゲ、ヒゼンクラゲ、エチゼンクラゲの3種。

いずれも、刺胞動物門/鉢虫綱/根口クラゲ目/ビゼンクラゲ科


△ビゼンクラゲ

(2023.5.2 加茂水族館にて)

以前はスナイロクラゲと呼ばれていた。今はビゼンクラゲ。

クラゲは、触手と付属器を取り除いて傘の部分を食べる。約98%が水分。生のままでは軟らかくて崩れやすいから、普通は食塩とミョウバンで塩蔵する。流水で洗い、よく水気を切ってから味付けする。


△ビゼンクラゲの1種

(2024.4.30 加茂水族館にて)

スナイロクラゲと同種。

有明地方では、このビゼンクラゲを赤クラゲ、ヒゼンクラゲを白クラゲと呼ぶらしい。

一般的に言う「アカクラゲ」「シロクラゲ」とは全く違うから気をつけて!


△ヒゼンクラゲ?

(2024.4.30 加茂水族館にて)

バックヤードで飼育されていた小さいクラゲ。「まだ展示していないシロクラゲです!」という説明。ということは、これがヒゼンクラゲ?

有明地方ではヒゼンクラゲ(食用の白クラゲ)が獲られ、普通にスーパーに並んでいるということ。量は少ないが日本全国にも流通しているというから探してみなくちゃ!


△エチゼンクラゲ

(2024.4.30 加茂水族館にて)

食用にはなるけど、あまり流通していないということ。ビゼンクラゲと比べると食感がとても硬く、大きいので加工に時間とコストがかかることが原因。

(2023.5.2 加茂水族館にて)

大きくなると傘径2m・重さ200kgに… 確かに食欲は失せるかも…

巨大になったクラゲが大量発生して漁の網を壊すので、駆除の対象になっている。「エチゼン」という名前を返上させたいという動きもあるらしい。


△おなじみの中華クラゲ。原産地は外国、製造は日本というパターンが多い。これからの暑い季節、中華クラゲは酢の物や冷やし中華のトッピング、ビールのおつまみに大活躍しそう!

クラゲにはコラーゲンが含まれている。シワを予防する効果あり。その上、低カロリーでコリコリとした食感で食べ応えがある。ダイエット食品としてgood !

中華クラゲも美味しいけど、今度は国産クラゲも気をつけて探してみよう!

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7月5日(金)アクアマリンふくしまへ

2024年07月07日 | クラゲ
今朝の新聞で「アクアマリンふくしまで新種のクラゲを展示!」という記事を発見!

小名浜で見つかったクラゲで、「ジャンガラコノハクラゲ」と命名されたという。
思い立ったが吉日、早速アクアマリンへ、3時間弱のドライブ!

エスカレーターで4階へ。他の魚たちの水槽前を早足で通り過ぎ、クラゲが展示されているという2階へ。

△シロクラゲ

△トガリテマリクラゲ
△ハダカカメガイ(クリオネ)
△キタミズクラゲ
他のクラゲは何種類かいるのに、新種のクラゲは見当たらない。2階をぐるっと何度も回ったけど、水族館のお姉さんに聞いてみたけど「分かりません」と。
水槽を掃除するお兄さんはいたけど…
△かわいいナメダンゴはいたけど…
△オミナエシは咲いていたけど…
△ミソハギも咲いていたけど…
△新種のクラゲはどこにもいない… 



△仕方がない。あきらめて、郷ヶ丘の「じゃがいも家族」へ。「からいからいポテトカレー」を食べる。40年前からお店と味が変わらないって凄い!

新種のクラゲに会いたかったけど、残念…
不発だったけど、行動は起こしたから。「あの時に行けばよかった」と後悔しなくてすむから。
でも、どうして会えなかったのか… 別の係の人にも、もっとちゃんと確認すればよかった?「今日の新聞を見て来たんですけど」って。
逃がしたクラゲは大きかったかも…
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シロクラゲと仲間たち

2024年06月23日 | クラゲ

△ギヤマンクラゲ

(2023.4.7 仙台うみの杜水族館)

刺胞動物門/ヒドロ虫綱/軟クラゲ目/マツバクラゲ科

ギヤマンガラスのように美しいことから、ギヤマンクラゲ。

傘の大きさは5cmくらい。傘の周囲に約32本の長い触手をもつ。

ものすごく透明で、2匹が重なっていると向こう側のクラゲがはっきりと見える。

長い触手を揺らめかせながら漂う姿が美しく、見ていて飽きない。群泳していると触手が絡んでしまわないかと心配になる。


△コブエイレネ

(2024.4.30 加茂水族館)

刺胞動物門/ヒドロ虫綱/軟クラゲ目/マツバクラゲ科

傘の大きさは2~3cm。ものすごく透明、白い4本の放射管と傘縁の白い点々が実に繊細、触手も細い。

1992年に鳥羽水族館の水槽内で発見され、新種のクラゲと判明。水族館にはいるが自然界にはいないという「謎のクラゲ」だった。実はすでに中国で野外採集されていたことが、最近になって判明したという。


△シロクラゲ

(2024.4.5 仙台うみの杜水族館)

刺胞動物門/ヒドロ虫綱/軟クラゲ目/マツバクラゲ科

傘の大きさは2cmくらい。4本のリボン状の白い生殖巣が特徴。傘の縁には約100本の繊細な触手がある。

光に集まる性質が強く、照明を付けると一斉に光の方向に泳ぎ出すらしい。

それぞれは小さいけれども群泳していると見事! ふわんふわんと漂う姿がなんとも可愛らしい!


△マツバクラゲ

(2024.4.30 加茂水族館)

刺胞動物門/ヒドロ虫綱/軟クラゲ目/マツバクラゲ科

傘の大きさは3cmくらい。エイレネクラゲと似ているが、放射管は6本。クラゲの放射管は4の倍数が多く、6本というのはめずらしいらしい。細長い生殖巣が緑色をしていて松葉のように見える。

ふわりふわりと漂いながら、時々ひょこっひょこっと傘を動かして方向転換。透明すぎて、緑色の線がなかったらどこにいるか分からなくなるくらい。


シロクラゲの仲間たちは実に透明度が高くて、すべてが繊細! 撮った動画を見返して、その美しさにため息をついてしまう。その代わり、透明すぎて写真に撮るのが難しい!

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ウリクラゲと仲間たち

2024年06月08日 | クラゲ

△ウリクラゲ

(2024.4.30 加茂水族館にて)

有櫛動物門/無触手綱/ウリクラゲ目/ウリクラゲ科

瓜の形をしたクラゲ、触手はない。

体の表面に櫛板(しつばん、くしいた)という繊毛の束が並んで、8列のラインになっている。この櫛板を波打つように動かして泳ぐ。


△カンパナウリクラゲ

(2016.8.6 加茂水族館にて)

有櫛動物門/無触手綱/ウリクラゲ目/ウリクラゲ科

つぶれた爪のような形をしたクラゲ。

多くのクラゲにはお尻がないので、エサを食べて消化吸収した後、ごみを口から吐き出す。カンパナウリクラゲは口とお尻が別にあるので、口から食べてお尻から出す。


△シンカイウリクラゲ

(2023.5.2 加茂水族館にて)

有櫛動物門/無触手綱/ウリクラゲ目/ウリクラゲ科

形はウリクラゲと同じだが、体の中身が赤や紫色に染まっているのが特徴。

太平洋などの水深500~1000mの外洋に生息しているが、冬場の北日本では浅瀬でも見ることができる。


ウリクラゲの仲間たちの美しさは、写真ではなかなか…動画で記録しておきたい。暗い海の中を泳ぎながら、体に走る数本のラインがタララララータララララーと七色に輝く姿は非常に美しくて、目を離すことができない。

これは、ウリクラゲが発光しているのではなく、櫛板を動かしたときに照明の光を反射するために虹色に光って見えるということ。

5~10㎝くらいの結構大きなウリクラゲが、体を七色に輝かせながら泳ぐ姿は、まさしく神秘の世界を見ているよう!

大きな口を開けて、近づいてきた仲間をがぶっと飲み込んで食べてしまうという恐ろしい姿は見なかったことにしよう…

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6月6日(木)仙台うみの杜水族館にて

2024年06月07日 | クラゲ

東松島からの帰り道、クラゲが見たくなって高速を途中下車。年パスってすごい!「ちょっと水族館に寄ってみようか」なんて思ってしまう。

△ハナガサクラゲ

ピンクと黄色の蛍光色がきれい、黒い線が映えておしゃれな感じ! 傘が丸く開かないのはなぜ? 何か水草を入れてあげたらいいのかな…

△シンカイウリクラゲ

8cmくらい、結構大きい! タララララって光ってる(反射してる)! もっと数が多いと見応えがあるんだけど、共食いしちゃうから…

△カラージェリーフィッシュ

白、水色、青、緑…。濃い青色の子が珍しくてきれいかも。それにしても元気にポコポコぽこぽこ動き回って、相変わらず撮りにくい…

△インドネシアンシーネットル

全体的に淡い白色、淡い金色、傘の縁だけ褐色、3匹とも色違いで個性的。ちぎれちゃった口腕が水槽にくっついてた、かわいそうに…

△アカクラゲ

2~3匹しか泳いでないのに、長い触手と口腕が絡んじゃってグシャグシャ。ほぐしてあげたくなるんだけど、猛毒注意だからね…

うみの杜水族館には、常時6種類のクラゲが展示されてる。今回はミズクラゲの水槽はお休み。

前に来てから2ヵ月しか経ってないのに、3種類も入れ替わってて Lucky !

来てもクラゲコーナーしか見ないから、水族館の料金はちょっとお高いんだけど、今年は年パスだから大丈夫。有効活用しなくちゃ!

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