2月中旬、季節はそろそろ雛祭り。
きれいなつるし雛に思わず歓声!
さすが浪江! 請戸川はすぐそこ、サケがぶら下がってる。お腹もちゃんと開いてあって、サーモンピンクの生地がきれい!
Saku Kura ゆいの酒蔵カレーセット。カレーもサラダも丁寧に作られていて美味しいけど、デザートの酒粕ヨーグルトが絶妙に美味しい。また浪江に来る楽しみが増えた!
2月中旬、季節はそろそろ雛祭り。
きれいなつるし雛に思わず歓声!
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貴布禰神社(きふねじんじゃ)は浪江町棚塩の小高い山の上に鎮座。
御祭神は、高閼神(たかおかみのかみ)、暗閼神(くらおかみのかみ)。降雨・止雨を司る龍神。
参道入口。真新しい社号標と一の鳥居。平成23年の大震災で倒壊し、社号標は平成29年、鳥居は平成30年に再建された。
参道の階段と二の鳥居。朱い鳥居は令和6年12月に再建。
太平洋まで直線距離で約200m、津波は二の鳥居の根元まで達した。
請戸地区の津波の高さは最大で15.5m、津波はこの石碑をゆうに超えた。
石碑の後ろに積んであるのが以前の鳥居。令和6年3月の写真にはまだ以前の鳥居が写っているので、傷んだ箇所の修繕を順次行っているのか。
長い階段を上りきると境内に到着
手水
拝殿と狛犬
九曜紋
扁額
真新しい賽銭箱
阿像は玉取り
吽像は子取り
たてがみや尻尾の流れが力強く、肩や背中の力こぶが勇ましい。
流造の本殿、瓦屋根が美しい。
摂社の山神社(大山祇神社)
社殿は山のかなり高いところに建っているから津波の被害は受けなかったが、震源地にはかなり近い…
階段の途中から見える風景。大きな船が見えるのが請戸港、真ん中に小さくポツンと見えるのが再建されたばかりのクサ野神社。右の奥に見えるクレーンが福島第一原発。原発まで約8km。
「平成23年3月11日の東日本大震災により社殿等大破、氏子なる南棚塩在住の住民83戸津波にて全戸流失、更に東京電力第一原発の放射能汚染事故により立入禁止区域となり全町民避難す、平成28年3月現在も居住制限され諸人県内外に離散のままにて帰還の見通しなし」
ここ棚塩地区の避難指示が解除されたのは、平成29年3月31日。
神社には修理の手が入っている。集落はなくなっても、神社を守る方々がいて、ここに集う。
日祭神社(ひまつりじんじゃ)は原町区大甕に鎮座。大甕小から南へ約300m。
延喜式内社、旧社格は郷社。御祭神は天照大御神、高皇産霊神(たかみむすびのかみ)。
社号標と鳥居、扁額。
社殿への階段の登り口に正面向きの狛犬。
「支那事変」の銘が見られるから昭和初期の建立か…
迫力のある表情、見る角度によって印象が変わる。ポケモンの「カラカラ」を連想してしまった…
横から見ても後ろから見てもバランスがいい!
少し高い場所に社殿がある。狛犬は西向きに蹲踞。
拝殿と扁額
本殿
摂社と石碑
鳥居は木製だが扁額は石製。震災後、扁額以外は新しく建てられたのかもしれない。
旧行方郡の式内社をいくつかお詣りしてきたが、社殿や境内は意外と質素なイメージ。目の前に広々とした水田が広がる。西の山に沈む夕陽がきれいに見えるんじゃないだろうか。
押雄神社(おしおじんじゃ)は南相馬市原町区北新田に鎮座。行方郡延喜式内社八座のうちの一座。旧社格は村社。
御祭神:天之押雲根命(あめのおしくもねのみこと)
社号標と鳥居、扁額
神橋
拝殿の前に1対の狛犬。昭和18年(1943)12月8日の建立。「必勝祈願」と読める。太平洋戦争の真っ只中…
拝殿に向かって右側は吽像の玉取り
左側は阿像の子取り
3段カールとレースの襟のようなたてがみ、真っ直ぐに伸びた尻尾の両脇に3つの渦巻き。既視感。これは相馬の小泉八坂神社の狛犬ととてもよく似ている。
頭の上でピンと伸びているのは、耳? 小泉八坂神社の狛犬より彫りはやや深い。
子獅子のふにゃっとした表情!
龍に縁取られている拝殿の扁額
向拝下の彫刻
拝殿右側阿形の木鼻
拝殿左側吽形の木鼻
流造の本殿と木鼻
社殿は小高い山の中腹にある。木立の向こうに田んぼが広がり、その南側には新田川が流れる。
市街地から離れた集落にある神社だが、社殿の彫刻の立派さに思わず唸ってしまう。鳥居はしっかりと補強され、参道も境内もきちんと整備されている。気持ちがいい。境内に植えられている木は桜だろうか、暖かくなった頃にまたお詣りしようと思う。